いつの日か 遠目に見たり 綺羅綺羅し 銀杏目指して 彷徨うろついてる
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彼岸花  カムパネルラは  もう居ない  幻想なのか  銀河鉄道
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告白が うまくいっても フラれても 面倒だよな 連れ子もいるし
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店内の曲 聴きながら食む 寿司と 亡き祖母とのくら寿司の思ひ出
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庭先に 椿の芽吹き 見つけたり  鉢に移して 育て眺める
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自分を世界規模で見たときの何もなさが好き
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飛んでゆく テストの点が 軽すぎて  そんな記憶に 口の弛まん
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芽吹きては 咲きて散りゆく 花の生 我かたわらに 見届けており
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石の道が辛くて草むらで寝ていた私に根をさし続ける茨
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思うまま回らぬこの世に腹が立ち 望むは正しく世界を見る目
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知らない人からお前は誰だと言われて 目の前にある鏡を割った
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この塊ぶん回したいから駆け出す 誰かおっきい岩知りません?
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わたし鏡 これから世界を壊します 何も映したくない気分なので
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ぐるぐると棒かき回すは己が脳 一つになればどれだけ楽か
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泣き腫らし火照りは残れど空元気 いまのわたしとおんなじだねえ
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首折れる位置の御人へ脳内で 全知?y/n 誤差でしかない
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散らかった部屋より脳を洗いたくて今日メルカリで聖書を買った
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売り払う手垢のついた救いなど 神が出てって広くなった部屋
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飲み干した空き缶並べて片付けたつもりになってもう寝ようかな
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街路樹や芝に野の草見て通る移ろい楽し花壇見ずして
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不忍しのばずはちす立ち枯れまた咲きぬパンダはとわにこの国に来ず
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哀しみを湛へたやふな青ひ瞳の キエフの若者ますらお大関と成り
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お名前は? 化粧も知らぬあの日より 老眼鏡を取り出す君まで
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おしゃべりが次第次第に苦しみになる年ごろに差し掛かかってる
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南天の実の愛らしき 朝さんぽ ひとつつまんで帰りたくなる
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永遠に 死ねぬ身に変え 檻に入れ 深海沈める 人魚セイレーン恐ろし |お題『ちいかわ』
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枝打ちて寂しく映る木々たちは根と根で繋がるネットワークで
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奇跡にも この世に生を 受けた者 ひとり残らず 幸せになろう
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かかえこみひとりで悩み納得し明日入院の父のきんろう
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容赦なき乾いた風に枯れ葉舞い 気管支炎は二十日治らず
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