スーパーの 待合喫茶に 聞こゆ声 病と年金  身に詰まる午後
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期待せぬときに雨は降るものと 納得をしてはなは散りゆく
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調子乗り 万能感に 酔っていた ケガして沁みる 未熟な自分
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通院をメインディッシュに一日を盛りつけている老後のふたり
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寒戻り内ボア猫の手触りの上着まといて君恋し朝
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病院へハート舞う風 並木道 帰りにケーキ春のご褒美
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幼子おさなごが 調子はずれの アンパンマン 口ずさむとき 平和宿りぬ
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まわりには 馬鹿ばかりと 言いながら 己の馬鹿を 神棚に飾る お題「馬鹿」
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萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
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チビ猫の 寝ぼけて うにゃうにゃいう声を 聞きながら飲む 朝のカフェオレ
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タイでんぷなしではご飯食べないと 子供のころに わがまま言った
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Chromeの左にMLBを置き千々に乱るる右のUtakata
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春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
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「一月は行く二月逃げ三月は去る」とことわざまで残るほど/同感
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ソリュブルの意味噛みしめて溶かす朝 卯月に始む「あさイチ」のわざ
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死化粧紅の赤さに母を見しビスクドール冷たい手にぎる
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言霊を信じて願い唱えるも夢見草散る叶わぬ願い
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小鳥の巣に小さな命籠の中に生まれ育む小さな世界
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木漏れ日の差し込む森に一人来てわたしの心原子に還る
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「あ、もしもし? 神様ですか? 失恋を『神の悪戯』にしたいのですが」
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桜の時 曲を聴いたら 連鎖する 会話や気持ち あの時のこと
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正解を欲しがったからあげたのに納得しない顔してやがる
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風呂上がり ダビデのような ポーズをし 鏡の位置を なおしたりする
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今日こそは必ず病院行かなくちゃ誰も叱ってくれないからね
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うわのそら春はハートのたがゆるみ満月さえもうわすべりする
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高雄口いつしか駅名は変われどもあの頃のまま桜花のトンネル
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服の裾にくっついたお米粒を取る、その手の指の結婚指輪。
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窓枠に切り取られた空の青 雨に洗われ 何と清々し
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花時雨 珈琲香る朝にゐて えにしをめぐる 泡沫の歌
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蔓伸びてひび割れた像の罪背負い堕ちる一片連れては行かず
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