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こうしている
間
(
ま
)
にも命は擦り減っていく これを
努努
(
ゆめゆめ
)
忘るる勿れ \「メメント・モリ」
9
測らずも置いてギリピタ洗濯機
7
kg
サイズで寿命
7
年
18
目の前を低く飛ぶのはアカゲラで小屋の柱に止まって見せた
30
小春日の連休なか日インフルで寝込む夫に林檎剥く午後
21
散り残る葉のある枝から散り落ちるように雀のはらりと下りる
12
ほんのりと 紅く揺らめく ストーヴの 妖しく踊る うねり見詰める
17
秋長けて隣家の庭にひとむらのローズマリーの紫さやか
35
向い風 受けたくないなら 吾の向き 変えてみよう 追い風に乗ろう
6
銀杏
(
いちょう
)
の森 緑から黄に変わる頃畦道に列 黄葉祭り
24
夕焼けと、きみの頬とが同じくらい赤く染まった赤煉瓦ゆく
9
車窓からマジックアワーの細い月 一縷の望み叶えくれそな
28
推し観戦 楽しんでねと吾を送る夫へ感謝のうなぎパイ買う /お土産
25
世間では 連休行楽 日和なり 我は一人で パソコン向かい
27
公園で 銀杏の落ち葉 遊ぶ孫 ポーズをとって 秋の思い出
29
大切な 言葉を赤で 書くからさ 色褪せるのよ 看板の文字
10
夏の間に焼酎割ってた炭酸が冷蔵庫では居心地悪げ
13
食後すぐ お菓子をむさぼる おばちゃんが 涙もろいんとは 知らんかった
4
自転車のペダルを漕いでゆっくりと小春日和に咲くオキザリス
6
予約した 駐車場が 見つからず キャンセル料に モヤモヤつのる
20
枝先の
椛
(
もみじ
)
赤らむ
惜秋
(
せきしゅう
)
や 夕焼けに
染
(
そ
)
む 薄紅の雲
31
子を預けひとりで出かけ 紅葉と、子ばかり見てた日々に気が付く
13
補助輪の吾子が進む砂利道に 我の姿を重ねんとする
14
朝餉まえ香煙たちて
鈴
(
りん
)
ひびき心ととのふ位牌の前に
19
爪を切る。我の指からはらり落つ 大小十個の細き三日月
28
ジャリジャリと響く足音聞きながら、抱いた赤子が駆ける日思う
14
桃李には 人集まりて 蹊を成す さは成れずとも 桃を手本に
15
名乗る パトス 過酷 かこつ 走馬灯 悟る 不可能 野望 手折る \「カオス」
2
澄みし空 三日月の色 温かく ほんのり照らす 遠き
地球
(
ほし
)
まで
29
君の好きな手料理などになびかない保護費で暮らす母の祝福
29
新月の ぽっかり浮かぶ 西の空 夕焼け空に 明日を誓う
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