窓辺にはちびな多肉が並んでる淡い緑が愛とか語る
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抜けた髪その一本を待つ人へ日付け超えても選別をする
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めくる手が 冷たすぎて 外は雪 知らぬ子供が すうすういってら
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カラオケに 備え練習 新曲も あそびのはずが 発表の場に
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真冬日のしばれた黒い水たまり大きく跨ぐ冬至を越える
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満足のいく青空が晴れ渡りカラリと冴えた冬が広がる
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冬至もう1分ほどは過ぎたけど かぼちゃスープが辛抱たまらん(笑)
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年の瀬の 浮き立ち急ぐ人の波 心細きはきっと我のみ
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シミや皺 老い滲む手は侘しくも これまで生きた証と思えば
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ひとつ鍋つついて楽しい短歌うた仲間 会の楽しさ確かめあって
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嬉しいと踊りたくなる いつまでもモーニング娘。を目指してる
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親友に「どこに行きたい?」問われたが焦りとっさに「どこでも良いよ」
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年末が迫る師走の晴れた日に炎のように揺れる紅葉
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柚子の木は長く鋭い棘ありて命をかけて実をちぎるいも
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黄金色の枯葉が舞う坂道を下りながら感じる冬至
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訳あって、たぶん死んだら地獄行き おしまいDEATHと舌先を噛む
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菓子なのかおかずなのかが分からない 俺の苦手はかぼちゃとさつま
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この先はきれいなものだけ見たいのにどうして鏡を見なきゃいけない?
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病ある友に届ける柚子カボチャ回復願いみりん少し足す
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かぼちゃあずき なんでいとこか不明だが一緒に煮たらなぜかいとこ煮
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かぼちゃかよ酒のあてにはならないが冬至だからと我慢で食べる
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晩ご飯 ゆず酒あったのに飲みそびれ ゆず茶にしとこか 柚子湯はゆるりと
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冬至か ダイダイ柚子の斜陽 眩しくてさ 洗われちゃった
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純粋がたおれゆくから土曜日に撫でくる風が爽美そうびなように
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眩しさが嫌みにも似て 目をそらす左薬指の反射光
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闇もさえも優しく見えるの夜の底あなたとふたり堕ちてゆけるなら
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駅前で焦る人らが足早に青信号を摑む瞬間
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きょねんすえ たべてわらって はなしてた みじかいいちねん まだゆめのなか
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ゆず香る入浴剤とかぼちゃスープこんな冬至もあしくはあらず
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おとけして おまえのきんxx どーのくらい オケラまねする トランプみてる
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