白球を空の彼方に放り投げ影追う独り呵々と笑う子
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乳飲み子のこと可愛いと思えない家庭科の保育休みたいです
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「誰かから通知来てる!」と飛び起きたうきうき返せクソボケスパム
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「別れよう」昨日のうちに言えてれば 寝たら終わりだ また朝が来る
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聞こえずも相槌打てばつつがなく よわい重ねて 満月さやか
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値上げ時に買った予備オリーブオイル 満を持し開封 ラピュタパンなり(目玉焼きのせパン)
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漢方が効くまでニュース流し読み「マイニャンバー」(群馬で導入🐱)にホッコリとする
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さむざむとしたる月日はあけざるも母の煮ものにいのちなぐさむ
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きっと雨俺が死ぬ雨時も雨こんな空雨なんだろう雨
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韓国の大統領は逮捕されハマス停戦けふは薮入り
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あれれのれ富山も加賀も雪まばら テレビのニュースはフェイクなのかい?
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年明けて初の出張金沢へ新幹線は豪雪蹴散らす
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白重く信濃路の街沈めたる寝起きする人息をひそめて
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病院で介護講習受けたけど…人を支えるこれまた難し
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ふる里へ 向かう列車は 五百二十二分 遅れと 冬晴れの朝
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誇らしく思う強敵撃破した笑みもビールは糖尿だから
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カーテンを開ければ眩しく目を細め 今日もいい日になりますように
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10番は特別な番号なんだぜ」 背中に輝くエースナンバー
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人間は つまらぬことに 喜びて 些細なことに がっかりしてる
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ありがとう そのひと言で 頑張れる 言霊の持つ 無限の力
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トナカイの角みたいだね舞茸はさすればこれはすべて男子の
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もし君が咲ける場所が他に無いなら 土になっちゃった僕を探して
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この頃の電子タバコを吸う様は ミルミルを飲む子供に似たり
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龍角散含んで咳き込み吹き出した星のバッグに粉雪のふる \ ドジオの昔話
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バブル期は男の肩幅広かった パットを入れて煙草咥えて(大きく見せたかったんだろうなあ)
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寒きほど春来る喜び格別と雪降る町の若きの言ふ
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吾がきみは 吾が父母看取りし強き人 人情熱き 孫らも慕ふ 
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大雪の予報を聞きて吾が妻はひび入りし雪ベラをなでつつ「がんばれ!」
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マスクして美人になれないあの人は顔が小さいマスクがでかい
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控えめに庭に咲きたる寒椿まだまだ遠い春を待ち侘び
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