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落葉
(
らくよう
)
のごとく言の葉降ってこい
短歌
(
うた
)
の種なき 硬き頭に
27
百数えるまで猫の瞳のようなドアノブを睨まなければいけないからお風呂きらい
8
わりきれば あまりもとめず うつせみの かけひきもなし 『知足』演算
14
新聞の暮らしの作文音読す五回つかへし自分の声聞く
39
ぼんやりと 車窓に映る三日月が 盃に似し師走の街で
23
強い
女
(
ひと
)
嫌うあなたが好いていた わたしの弱さ 早く捨てたい
11
夢を見た 笑い合ってたわたしたち なんにもなかったみたいな顔で
12
あの頃は『女の子たち』と呼んでいた五十年後の君たちに会う
21
風吹かぬ 墨の夜空に しんしんと 軋む足音 ひとり楽しむ
18
犬の世話以外は何もできなんだ それでもこれが僕の一日
28
シビヤだなぁ「待った」は認めてくれないの? 時は宇宙のタイムキーパー
21
君の顔 忘れる前に 描こうか 埃に沈む 安いイーゼル
9
ネガティブの沼にハマれり這い出さん走ればいいのさ脇目も振らず
23
街ゆけばファッションさへも黒系に冬こそカラフル決めて行こうぜ
23
玄米も米は米だと言う君のあげ足を取る言葉が欲しい
29
恋の芽が私の心を覆ってるコンクリートを破ってこれない
12
白米は水道水の味がする私は今日も玄米を食む
25
言い回し 育児は育自 正しいが 夢なき様に 感ずる言葉
13
楽になるために赦すのか 眼の前をただ茫漠と暮古月逝く
15
珍しい テーブルさん座 知りました 我が好奇心 我ながら好き
4
冬のせいだからさみしいだけだから 秋に会えなかっただけだから
8
お会いする 機会は今年 最後かな 今年最初の 良いお年をと
13
卒業アルバム、いくらだったの? 見なくてごめんねっ お母さん
6
道端に 私のだった ビニル傘 なんでこんなに 骨が見えるか
8
春告げる鳥のさえずり聞きながら古い外套捨てて旅立つ
23
それに悪意がないのなら 私は何に苦しめられたの? ねえ
5
目薬を ポトリポトリと 垂らす度 残り時間は 刻々と減る
6
かんたんな言葉ひとつで夢心地 ちょっと浮くだけ空は飛べない
22
子供でも 尊敬できる 人もあり 年を老いても 幼い始末
2
ひとりだけ住む人の手で丁寧にただ撫でられているカーペット
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