またひとつ年を重ねた春の午後 霞の向こうの明日を見つめる
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見附から歩き始めて見附まで汗ばむ陽気東海道の宿
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「まるちゃん」の「やまだ」のキャラが 大好きで 彼の身持ちを 我も見習ふ
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あたたけし 彼岸の春を迎ふれば 花も仕度をせまほしやうなり
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悲しんで 悲しんだ先に見えたのは ただの三角 はたまた四角?
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思い出を踏みにじりたくてできるだけドラマチックな別れを演じた
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どこだった 目が泳ぐ先 鯉を見て ただ見てるだけ あわぬ泳ぐ目
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元カレとその恋人と妹と今の彼氏が相席してる
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鯉のぼりは空を泳ぐ 鯉は川の中を泳ぐ さて恋は
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錦鯉 私から見れば 泳ぐのは なんともまぁ、 食いしん坊で
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犬たちの 挑発に乗り 時潰し 無駄な話に 弄するなかれ
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悲しみを ぐっと堪えて また一歩 前に進めば 港は近し
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この世では 夢は叶わず 断ち消えて 涙を呑んで 屈辱に耐え
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舞い上がる 事も少なし この命 叩かれ打たれ 打ちのめされて
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ありがとね 冬物セーター・ニットたち お礼はもちろん 太陽日差しの優しさ
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悲しみに 打ち砕かれた 弱い人 柔和な人は 天を受け継ぐ
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旅先の思ひ出は 歌に残せり その一首も 良いお土産なり
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正義感 非情になれる 人間は 悍ましいこと 何でもできる
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義人だと おのれのことを 自認する 凶器のような 口で噛みつく
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狂犬を 放置するのは 人のため 言いたいことを 言わせておけば
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狂犬は 人を噛んでも 飽き足らず 仲間を噛んで 狂犬にする
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批判でも 批判じゃないよ 助言だと 言い張る人に 言うことはなし
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冬春の上着替え時悩みがち 暑い寒いのガチャガチャやめて
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卒業の 袴纏いし 女子見たり 学業成せぬ 我に眩しき
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一度とも 笑ってくれない俺といて 君を笑顔に出来ないおとこ 
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孫からパワーありがとう、怪我の治りも数倍早く
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ひざまずき花芽の周りの草を抜く巡る季節は待ってくれない
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夕方になれば涼しい風が吹きまだ三月と思いしらされ
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花びらは光を通し輝けりアズマイチゲは森の妖精
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早咲きの桜咲いてる公園は半袖の子で初夏の賑わい
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