なにごとも移ろいやすいあたしだものねみそひともじもきっと今日きり
2
好きな事心のままに続けたら私の自由が遊んでくれた
5
しあわせでなければならない花嫁に向かうスマホの夥しさや
2
お目玉を くれるひとさえ 絶えている ハハとなぞとく 再建何の?
3
楽しみは 女房と晩酌 ほろ酔いに いつまで続く 死ぬまで続く
4
雨上がり畑の泥濘みに足取られ泥の靴下夫は突き出す
6
離れると空を飛び交う文字の波  いつもの夜よりあなたが近い
7
海洋に 放出きまった トリチウム 核融合原料 半減期12年
4
無限個の同じ短歌が作れても価値は作者の地位に依存する
3
五月雨の晴れ間をいつと松浦舟まつらぶね心つくしにふる日数かな
2
朝顔が天に向かいて手を伸ばす神に助けを求めてるように
12
名のみなほ浅香の沼の花かつみかつ水隠みがくるる五月雨のころ
1
五月雨のラストはどしゃぶりで、水無月はいい雨降るかなぁ、梅雨入りか❕
3
まだ履ける水着の名札付け替えるプール開きが近づいている
11
抽象画 みつめる瞳 十八歳 わからない自分 わからない未来
8
おたがいに みみをふさいで プレイして がまんしている 異星人なの
5
こんな時に固い上蓋 糖衣錠の甘さがじわり頭痛に響く
1
今年から応援してるラッパーのワンマン当たり心はホップ
1
呆然と怒鳴られるまま立ち尽くす「何故かわからん」悟りなく言う
6
目の前で何度も何度もぶつけてる運転席にはおじいちゃんが居た
4
野球部のシーブリーズに誘われて陽炎の中舞いし蝶々
9
また今日も君想いつつ滲んでく あぁ夜空には上限の月
10
夜が更けて今日も一日無事終わる 短歌うたいいねつけ布団に入る
7
魔が刺して覗いちゃう君のアカウント「去る者追わず」はできそうにない
6
生きるため食べるの? 食べるため生きるの? 初めて雲丹を食べたあの日から
3
置かれた場所でも置かれそうにない場所でも咲いてやるから うるさいな
2
美しさとは何? 白線、ハムスター、弁当、月、集団行動。
1
からっぽのこころに愛を注いでも、なぜか抜けてく、愛はむつかし
3
花言葉移り気などと言われても 梅雨のさなかにあじさいは咲く
10
闇討ちに鑢で消したやわらかな刃をかざす優しいあなた
2