おねがいです ぼくがだれかを ころすまえに だれかぼくを ころしれください
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なんにでも「お」をつける君 お優しい、お世界をどうかお願いします。
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( あまりにもどうしてもおとなになれなくてムシャクシャと苛立ちを握る )
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夕焼けに羽ばたく鳥に恋い焦がれ不慣れに飛び出す紙の飛行機
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ダムダムの夢はでっかくポストまでナイキの月に今夜をかけろ!
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晩秋の朝に見えるもの マフラー、枯葉、秋晴れか 霞のうちに見えるもの 今日も変わらず建っている あの京都のタワーは何を思うか 古都の空気と険しい自然と
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あなたが好きだと言ったもの私も好きになれなくてごめんなさい
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マイクから 愛をばらまくことこそが 君の復讐なのかもな、って
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遠吠えのように鳴いてる縞猫は 流行り病を知る由もなく
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人生は『サンプル』なんです、各々が ……お心当たり、ございませんか?
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孤独には9%パーくらいが丁度いい 飲むアルコール、勤しむ消独
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永遠はないってことを忘れてたその横顔に見蕩れたせいだ
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知らない夜を越えたって君は何億光年先か
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マイスリーを 今飲みました それだけで 少し和らぐ たったそれだけで
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このノートに 思いのたけを ぶちまけて あとはマイスリー それだけが頼り
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こころは 何回でも 死ねるのですね ぼくもう何十回も 死にました
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先手打つ 「ごめんなさい」は 「あなたこそ謝って」の意。ごめんなさい。
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「もういいよ。よく頑張った」 って言って。ようやくここで 眠れそうなの。
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この歌と 貴方は僕の 希望です。世界をそっと 動かすための
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古団地錆びたブランコ風に鳴く孤独死防止連絡事務所
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強者の想い散りゆき大手門のちのオフィスは勝ち組らしく
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「いまはもうぼくには会いにこないで」と筒を行き来し願うアザラシ
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現代短歌乎現代短歌を 萬葉仮名出万葉仮名で 書伊手未多書いてみた 鈍奈感自どんな感じ? 矢張辞床やっぱりやめとこ
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師走の街の 音楽Musicを 口ずさむ 人それぞれの クリスマスソング
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好物はたい焼きですと答えてた今川さんに明日も幸あれ
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高齢者施設に空きが出て入所 誰かの死せるベッドに眠りて
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しあわせになりたいというつぶやきでゆっくりしずみはじめる地球
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マンションの螺旋階段 駆けおりる人 赤信号で 見上げて笑う
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飴 チョコ 母がくれた一粒は神さまが宿る米も敵わない
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切り離す顔と中身は違うものドッキング中ふとそんな事
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