Utakata
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mare
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年頃の兄弟並ぶ足見れば 手入れし脛は女子のごとく
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二人目の産まれし夜に予見する むくつけき足 六本並ぶを
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四半世紀 悩み続けて ようやっと 掴めたような貴方との距離
6
彼の人の 奏でる
音
(
こえ
)
は粒々と 天より注ぐ流星の如く
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哀しみの覆う夜空は星もなく 滲む三日月 ひとり浮かびて
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呵呵大笑しつつ夢にて父語る 地獄に居ると 焼かれる日々と
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何気ないその言の葉がさらけ出す 秘めて蓋した吾の不幸を
2
あの恋を 悔いてほしいと願うのは 我儘なのか 妻の私の
2
曇天の凍てる灰色背景に 蕾膨らむ春待つ桜
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幕開けを見ねばと海へ駆けつける 元旦の朝 チャイを片手に
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オジサンになったあなたも私には 煌きまとうアイドルのまま
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先逝きし友に逢いたくなる夜は 残りし友と喧嘩した夜
3
道端の花を愛でつつ散歩した 遠い記憶の祖母のてのひら
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ファンならば絶対欲しい一冊!と思えど買えない ・・・ファンじゃないから
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空高く 飛び立つ蜻蛉眺めつつ 文字を転がす
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字
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彼岸花咲くたび思い出語る人 同じ季節を選んで逝きし
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下の子が取りやすい場所確保して すでに兄より高いと気づく
2
命日は覚えていずともその頃に 亡き人植えた彼岸花咲く
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目蓋落ち意図せず沈む海の底 ざわめくオフィスと行きつ戻りつ
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亡き父に香り届けと母生ける 百合咲き誇る 暗き仏間に
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善良で邪気のない人
何故
(
なにゆえ
)
か あなたと居ると私は苦しい
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とろみある夜気を纏いて散歩する アイス齧りつ晩夏の道を
2
歯車の上手く合わない一日も 雨には当たらず ラッキーデイかも
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この夏の私の予定返してよ お蔵入りするおニューのワンピ
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空豆ととうきびスイカ真桑瓜 皆が居た夏 懐かしく食む
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在りし日の父を見かけて追いかける グーグルアースの異次元のなか
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散歩する父を見かけし実家前 喪明け近くに グーグルアースで
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亡き父の嵐のような感情の 底にあるのは愛と知ってた
4
俄には信じられんと子ら言うが
母
(
われ
)
にもあった あの青い春
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沖縄の歴史と吾の生きた
刻
(
とき
)
重み違いし半世紀なり
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