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さぁ歌え 小鳥や海や、青空も 歌っていれば 痛みも忘れる。
0
昏
(
くら
)
い海の 底からもがき続けたら 掴めた、赤い、誰かのバトン
1
呼ばれたか 望んだからか わからない わからないまま 今ここにいる。
1
僕を幸せにしようとしないでよ (殺したいなら 話は別だが)
0
化け物に なってこの町を出て行く 夢を見たんだ (夢じゃなかった)
1
人に好かれたくないんだ、この僕は 「僕なんか」 いや、「人間なんかに」
0
『人は第一印象が九割です』 ここまで読んで 血反吐を吐いた
0
ゲームしてカップ麺食みラインして罪悪感蹴り 朝ぼらけかな
11
「我こそは地球防衛軍一号」と 仁王立ちしてリングプル外す
5
星たちと砂丘をこえる
隊商
(
キャラバン
)
の足跡というアンダーライン
4
教訓だ、学ぶはずだというけれど 思い出すのも難しい過去
0
童貞を取り糺された夢追いびとに破かれたなど言えぬストッ
0
絶対無理のアラームが改札もろとも告げていく。失恋なのか
1
嫌われた目も合わしてはくれないで恋の終わりはくるくるキャッツ
1
間違いがそもそも元よ探しもの檸檬はぎゅっと絞り続ける
1
顔を上げ壁を乗り越え見下ろして一歩踏み出し世界は逆さ
0
雪なんて降るのか肩に二人ならきっと並んだ冬の道だよ
1
頭痛して保健室にて仮眠する目覚めかけここは白い海原
5
放課後の夕陽の窓に置き去りし明日の灯りを探しゆきたり
0
真っしゅぐ
(
真っ直ぐ
)
と言い過ぎていく顔を拝めないまま追い越されるなんて
0
僕がもし 死んだら悲しむ 人は3人くらい 人間関係 断捨離したから
3
ふぅぅってすこし遅めの昼食をたいらげあげる吐息とマスク
1
帰省せば机にぽつり葬パンフそっと部屋出て知らぬが仏
0
血が滲むみたいな恋をくりかえしすぐに汚れる僕の心臓
5
三日月の メイドが静かに提供す ヤミ伯爵の 惑星サンド
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泣きながら 背にのしかかる 怪物の 由来を君は 知ろうともせず
1
蹌踉けても起始と立つ真四角のゴム印ヒールを押してく裏通り
1
〝君は君として為すべきことを為せ〞カーテンの裏に書いてあった。
1
星として 輝く責務を果たそうと すればするほど 深くなる闇
1
きれいだ赤が。きらめきの隣家のイルミをみつくろい選んで決めた
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