Utakata
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知り合いに 優しい人が多いから 浸透圧で萎んでるだけ
6
青田からリリィシュシュの音がした光と影と君とドビュッシー
3
「知ってるよ、ストロンチウムは赤でしょ」と先手を打てば「紅だよ」と
4
頭がクラクラするのは、暑すぎる夏のせいで、君のせいじゃない
6
日に二度の 安否確認 Utakataの 「さっきみたのに」。ながいおひるね。
7
添加物少しくらいは平気だよ 母への忖度すごいね君ら
2
気苦労をひとり抱える気性
(
タイプ
)
なり ゆえにやむなし どうともならぬ
5
母は無事 留守番・猫
(
タヌ
)
も無事だった 一息ついてお茶でも淹れよう
5
内祝いのオリーブオイルはカルパッチョに 夜深まれど酔は進まず
2
ふうせんが なつぐもめざす ぷらふらと なつかぜ なでる 楽園の花
4
愛以外なにが必要なの? なにも必要じゃない 愛だけだもん
5
あさ おきて さむらいさんが 「ようやった。」 というので やすんでいいですか?
3
たそがれが となりにすわる オレンジに染まる どこかに ぬくもり さがす
3
具沢山お味噌汁の湯気を吸い込みて 猫舌あるある しばしの待機
6
この時期はどちらかいつも風邪をひく 五年日記は予言の書なの?
4
この季節 仏壇にそなえた 缶ビール 一瞬にして きえていくよ
11
盆休み 新たなルート開拓す 朝から登る 未走の山道
8
たましいを酒に浸したその人は幻覚の盃 美味そうに干す
2
駆け出せば はしるとわたしが重なって「走る私」に納まっていく
5
智恵の実の紋を抱けるその手より飛びたつ青き鳩ぞはかなき
2
ユニコーンには角が生えてる優しさは茎に小さな棘を飼ってる
3
台風の季節は青菜もうひとつパンや牛乳あともうひとつ
8
蝉時雨バリアにすっぽり捕獲され そのままワープしそうな路上
12
決めきれずズロリと過ぎていく三十路の夏 化粧が溶ける
8
拝啓 酷暑の候 という文字を見て「ほんとだよ」と思うなどした
8
昼食
(
おひる
)
のこと考えられない 時間惜しい 三大欲求 猫・睡眠 ・猫
6
8.6のリビングルームの静かさに 祈りと洗濯機の音を添えて
7
暑い日に 娘探して 被爆せし 母四十四にて 夭折せしか
4
嬉し悲し 海に眠りし 遺骨をと 検査に応じる 弟百超え
1
服薬という名の電池でうごく機械人形
(
ドール
)
ホントに機械なら疲れもすまい
7
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