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知らぬ間に肩に力が入るらし 寒い
一日
(
ひとひ
)
は肩ががちがち
24
しっかりと頸にマフラー巻きつけて コートはおって手袋はめて
18
容赦なくうなじに息を吹きかける 雪女のごと北風の吹く
29
冷水で湿った肌着を着るような 身縮むほどの寒気来たれり
21
鉢植えの今年も咲きぬさくら草 大寒の日に震えつつ立つ
33
冬ざれの 狭庭に出る蕗の芽の 萌ゆる緑に春を見つけたり
26
正当な断る権利二つ言ふ されど長老すかして笑ふ
31
レジ袋半分持つよ左手はわたしの右手のためのカイロ
7
難題は一晩経っても難題で青蛙ちょこんと突っつき笑ってみる
11
笑っても誰もいないよこの家に一人暮らしの大都会
6
かじかんだ指先で探す温もりのその先にあるあなたの右手
7
そろそろね恋の話をしましょうよこっちの手札はないんだけれど
7
きみと呼ぶきみの声の熱を確かめる 同じ名でしか触れられぬ夜に
6
数年もストッキングに縁遠くかかとのケアも怠っている
27
心臓はシリコンモールド紅い実を葡萄酒で煮て何か唱える
22
おいしいか おいしいだろう うまいよな ないているのか おれもうれしい
6
愛おしさ触れず過ごせば遠のいて君の香りを忘れつつある
29
中古屋の丸腰パソコン連れてきてウイルス感染初めて知った
24
黙々と 剥いた側から 食べて行く そんなに美味いか まだまだあるぞ
3
「用がある」その一言の空白にわたしは午後の陽を余らせる
32
きみがきみと呼んでくれた それはわたしのきみと同じ温度か
7
一年で 一番寒い 大寒よ それより寒い 日があるじゃない
5
揺れるなら揺らして壊してしまえるな なんて妄想だけで終わる
5
いいねいいよね大人だね 境界線に揺れるきみと深夜に
4
もし明日晴れになったら溜まってる仕事こなそう予報大雪
22
夜ふかしの贅沢おぼえた
2
階部屋 親は
1
階そーっと歩き
19
どうすれば良いのかといふ正解を探さずにすむ一日がほしい
10
多忙ゆえ散歩アプリは繰り返す目標達成しませんでしたと
12
笑い顔 私のせいでたくさん笑って その顔みたくて 見つめてたくて
9
明日は多分、教授に詰められる予感。膝のあたりで鳴る成長痛
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