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殺伐とした風景をなお見下ろしてビルの上から今年を望む
10
あたらしき年にもあらむ難き日も いのちを紡ぐ野の花のやうに
32
老い二人
孫達
(
きみ
)
が帰りし我が暮らし 日常戻るも 寂しくなりて
26
ひび割れた大地に「慈雨」を草花に 「
光明
(
(ひかり)
)
」を注げ我が杯満たせ /全部お酒🍶
13
消灯を過ぎた静かな談話室
人気
(
ひとけ
)
の絶えた食堂の隅 /「しゅくだい」
15
左手で握る粉雪固まらず 冷えた指だけ霜焼けとなる /雪解け流れて水泡に帰す
12
弁慶は脛で泣いたがアキレスは 筋を射られた可哀想にね
7
天井の染みも夜空の星屑も 痒い場所すら手は届かずに
12
切り餅をそのまま齧ったことはある? 消ゴムみたいな食感だよね
11
綿入れに勝るものなしぬくぬくと 隙間風から守ってくれる
13
下山や 松川事件 あった戦後。クーデタ 飛行機 火事やらつづく
19
布団の中で詠む歌は布団の中でこそ読んで欲しい仕上がり
14
穏やかに 無病息災 健康が 難しくなる ような年頃
13
天の川架けるようにこの黒髪をドネーションする彼の命日
8
雪の日を面倒だと感じて
二十歳
(
はたち
)
境界線が見えた気がした
14
ひとつだけ誇れるものを持っている君を好きだと思える心
10
マップから マンションと君 マーク消す 歩が止まる 永訣の朝
11
たそがれが 街ごと二人
陰
(
かげ
)
にして そのまま君を 見失ってく
13
恥ずべきは昨日までの過ちでなく明日に望んで押し出す今日だ
9
悪を悪正義を正義と謳う間に明ける年あり喰らう空あり
9
予想超え勝利夢呼ぶ磨かれた魔球目にして感服の夏
6
向こう側見えるくらいに透明な君を消さないために生きてる
10
この場所にすべての歌を置き去りにしてさよならの向こう側へと
11
満たされぬ心に気づいて明ける
新年
(
とし
)
知らない街を旅してみよう
29
少しだけ居心地悪い義実家も年賀の味と交わす盃
35
垢すりでゴシゴシ擦(す)られ疲労までも洗い流された
10
十五年経て年末帰省実現すキャリアブレイクの成す二人旅
17
富士の峰ダイヤモンドと重なりて今年の幸を願いに込める
13
初詣子宝御利益ある神社独女ひとりで気まずい参拝/実家に一番近い神社なので
14
ひび割れた夜中に飲んだハルシオンあれはきっとポラリスだった
5
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