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言葉繰り囚われること反省し肌の機微へと耳傾ける
6
五月雨の 涼風すでに 心地よし 思いやらるる 風情なき夏
14
道の駅 地元名物 ねぎ焼きを 土産に楽し 初夏のドライブ
8
カタカナの名札 お国はバリ島と 聞いて見つめる 指はしなやか (コンビニで)
8
南風
(
はゑ
)
の余熱を冷ます 皐月の
夜雨
(
よさめ
)
一枚羽織り
夜
(
よ
)
のコンビニへ
28
だからだよ ナースコールを 連打する 見舞いも来ない じじいが哀しい
6
今更に満月の度きみ想う「月が綺麗」と言ったあのきみ/夏目漱石的な「ILoveYou」
16
新緑が 目映い景色が 一変し 気持ち引っ張られ 三寒四温
10
冷えほてり 混在してる 体内を かき乱したる 気候変動
13
小糠雨肌にまつわる湿り気に 今年初めて扇子を開く
21
抗がんの点滴終えて風薫る刺身に酔えば夜半の悶絶
27
どの口がそれを言うかとみな笑う 習さんプーさんおもろい
正論
(
マンザイ
)
16
迷い子か桜の実摘む椋鳥の嘴ひとつも朝日に溶けて
24
「生きるのに試練は不可欠」思えども いまのこの重さ 耐えきれるか吾
19
生きてればきっといいことあるってか?もしなかったらあんたが死ぬか
8
嘘でしょと 増えた数字に 二度見する 食事控えた 翌日の朝
31
我が里の
児童
(
こら
)
が通いし通学路 熊鈴の音風鈴に似て
30
美しく整えられた
傍
(
かたわ
)
らに 棄てられていく言の葉の儚さ
21
鍵なんて 必要ないよ この部屋に 大事なものは この俺だから
3
鍵をかけ 大事にすれば する程に こじ開けにくる 輩が増える
5
本編と 同じ長さの NG集 最期は笑って ハッピーエンド
4
秋風の渡る
高天
(
たかあま
)
裂くごとく鷹は
下
(
くだ
)
りて鳶を追ひ詰む
10
ゆめをみる ご飯を食べる 空を見る 革靴を履く もうすこしなく
9
願はくば 優しく撫づる
御手
(
みて
)
を
以
(
も
)
て 留めおかなむ 有明の月
12
僕たちが 星座で例えられるのなら 君はこと座で 僕はいるか座
6
みぞおちを
抉
(
えぐ
)
る思いを 一行に 閉じ込める術 言の葉すり抜け
17
あなただけ 愛するように 努めても その裏側に たくさんの影
8
陽だまりの 丘に寝そべり 微睡みて 柔き口づけ 許したる午後
8
亜麻色がなにかも知らぬまま父の膝で見るたなびく亜麻色
9
へそから
伸
(
の
)
びる
紐
(
ひも
)
に
繋
(
つな
)
がったいつか
掻
(
か
)
き
捨
(
す
)
てた
恥
(
はぢ
)
、
恥
(
はぢ
)
、
恥
(
はぢ
)
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