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通り雨静まりかえるこの部屋で夏くる覚悟決めたる如し
19
ぴかぴかのおうちの屋根に予定調和の夕方がのっている
9
紅茶飲む君が小鳥に似てるとき僕は真青な空になりたい
19
桜散りマスクを外し夏空を恋う僕がゆく風花のみち
22
息をつく間も無い毎日いつの間に季節進みて山菜並ぶ
28
万博を出れば夕焼け包まれて今なら君に言える言葉が
17
満月に水の張りたる田圃みち月影と共に我が家へ
辿
(
たど
)
る
16
信号を待つ間に脇道ふと見れば疲れ目癒すヤマブキの花
30
鳥海山
(
とりみやま
)
秋に伐りたる
粗朶
(
ぞだ
)
あまた吹雪の山路
馬橇
(
ばそり
)
で運ぶ
9
母つくる
田楽
(
でんがく
)
焼の木の芽とる 山椒のかおり指に残れり
14
妻つくる昼のラ‐ メン添え物の庭で摘みたる三つ葉が香る
14
触れる手にいつもの熱がなかったの君の虚しい指が震える
5
どら焼きは贈ったけれど
当日
(
母の日
)
に モスかミスドでもLINEギフトで
14
アイスの日に母とアイスの話して 話だけして食べそびれたり
17
母の日に花より団子の化粧水 若くなれよと白寿の母に
19
雨音は止み 戸を開けて 一呼吸 雨の残り香吸いて 散策
23
花びらは アスファルトにさえ 解けてゆく 桜という名の かたちを借りて
44
あの夜の喉突きたてる包丁の指先震え 幻覚を見る
5
広告のアンドロイドのゲームってロボットのする遊びと思い
13
琴線にふれた短歌を書き留めるノートに「1」と書き足した朝
9
やりたいことをやらねば自分から死んでしまう しょうがねえ、やるか
8
血のいろも こんなに紅くはなかろうて ルビーレッド(キウイ)の真紅の断面
19
いれかわり 寝室入ってった ねこ おかあちゃんのねてたとこ ぬくい
17
剥離した記憶の花のひとひらに たからものなど混じっていたらし
15
気晴らしにサンダル履きで出た父は 冬になっても戻って来ない
13
春雨の激しく降りし庭一面チㇼアヤメ咲く空色の花
7
今朝目覚め
厨
(
くりや
)
にたてば鼻を突く味噌󠄀汁にほふお袋の
背
(
せな
)
7
何故売れぬ
省
(
かえり
)
みるより何故買わぬ
要
(
い
)
るものだけ買う暮らし変わらず
15
打ち解けた 時にはもう 別れが近くて 思い出の ミステリガール
7
壁掛けの絵が外されて蝋燭に照らされし君しおらしくいて
5
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