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テスト終わりクラスメイトと打ち上げへいつも通りのサイゼリヤ
6
「恋」という騒がしき日は遠のきてただ在てくれること深く頷く
27
今の世に「裸の王様」登場か不穏なニュースを見せられる日々
27
夕暮れ レースカーテンの拍動を私はひとりで眺めている
8
半身浴 静かな浴室 ひとりごつ 曇った鏡 時間教える
7
「死ね」と言い「死ぬか」と返してそののちの梨の白さを君に剥くなり
23
触れ合える距離に居ながら一番の秘密を抱き林檎を剥けり
53
雪道をリュック背負ひての買ひ出しも老夫婦には筋トレとなり
10
リベラルがリラベルをして誤魔化して過去の過ち繰り返すのか
8
薬局でカイロポイント十五倍その場でアプリダウンロードす
7
句を歌を一心尽のまたもボツニセのビールじゃ妣(はは)に逢えない
19
軽やかで無邪気な笑顔愛してるどうか僕のために泣いてくれ
4
嫁してより五十二年を生きし町新たなる地に雪は積もらぬ
37
寂しさを 夢に滲ませ 雪だるま 夜明けに溶けて 白き息かな
10
軽快なエンジン音でセスナゆく澄みし青空さぞ心地良き
28
一日のラストに ストレッチも終えて うたかた眺める お楽しみタイム
22
病みて臥せば 枕は砂漠の砂となり
埋
(
うず
)
もれ星と 眠り落ち行く
24
買い忘れ思い出す鼻新大阪 隣の席に肉まんの匂い
8
生まれてきた理由になった脳焼いた十年以上引きずるからね
4
雪の下の花壇の計画めぐらせて春待つ間の楽しみとして
31
原料の全てが君の新製品とびっきりの恋をあげます
8
水面に映る僕が嫌いだから あなたの顔でお茶を濁そう
8
死ぬ前に誰かの役に立ちたくて 御社希望ですスーパーマン
5
娘
(
むすめ
)
との 夜のデートは 本山で 旦那の愚痴を 肴に飲んで
31
外孫の遠くなりゆく年毎に
宜
(
むべ
)
なるかなと背伸びしてみる
18
口惜
(
くちお
)
しい
而立
(
じりつ
)
を過ぎて 人や店 心に
留
(
と
)
まる もの
去
(
さ
)
り
始
(
はじ
)
む
12
報われぬ思いを抱え帰る日は鯛焼き買っていちごも買って
35
まだ古希の若さ一から遣り直す余裕もうないから引き篭もる
17
冴ゆる空 睦月の
紅
(
あか
)
き
山茶花
(
さざんか
)
の蜜を求め
啄
(
つひば
)
みぬメジロ
27
桜咲く 清く正しく 君堕ちる いずれ散るよと 想いこぼれる
7
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