私がいてもいなくても確実に幸せになる人を選んだ
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冒頭があまりに有名「吾輩」の 最期を知って無き名を悼み
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舞踏会 面倒だからバックレた ガラスの靴は誰かにやった
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埋もれてる古い過去より想いかな 心の砂漠で掘り出したいのは
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人生の選択をした週末は 朝からずっと 洗濯をする
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帰宅してシャツを脱いだら肩口に長い髪の毛連れて来ていた
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ピーマンをればモソモソ虫が居り他も気になり切る一袋/二食分也
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早朝の 新幹線から 見る海の 輝く水面 未来に届いて
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夏超えて あの元気?の防波堤 斜陽と書いた津軽おみやげ
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おめでとう メールとライン メッセージ 誕生日の朝 多忙な幸せ
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別腹か 血肉にできぬ三十一みそひとは 「あなた以外」の「サラダ」の味で
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書いて消し トークを閉じて また開き されど送れぬ 一言「逢いたい」
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昭和には理解不能 「界隈」という言葉が流行る 謎の令和
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まどろみつ ただふわふわと 夢うつつ 時を忘れて 逢瀬を夢む
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鳴き方がやや下手っぴな法師蝉に 洗濯物ほしものしつつ頬緩む朝
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好き素敵!今すぐ君に伝えたい 困らせちゃうかもしれないけれど
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風呂上がり 甚平を着た 子どもらに 麦茶を注ぐ 八月の夜
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蒼々と 咲いた噛み痕 触れる指 君覚ゆれば 痛みも愛しき
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今はもう出る幕じゃないとわかってて、それでも舞台の真ん中が良くて
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ケーキの火吹き消し細き煙抱くわたしに注ぐ電灯がくる
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玄関で タイムイズマネーと 俺に言い 兄貴が向かう ファミリーマート
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いつからか眠らせていた宝物 キュッキュと磨けばキラキラ光り
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十円を5枚集めた指に触れる穴の感覚は白銅
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「耳障り」その一言に飲み込まれ望まぬ夏が閉じようとする
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棲み分けが はじまる合図 新世界 天にとけてく ホルンの雄たけび / ドボルザーク
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歯ブラシのヘッドげじげじ付いていて危うく口に⋯入れなかったぜ(^o^;)
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旦那氏が テレビの後ろ 掃除した ねこたち あそびほうだい あそぶ(苦笑)
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ダノンビオ 期間限定 パインマンゴーハワイアン いまの私にゃ じゅうぶんハワイ
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NHK短歌見たくて飛び起きた 腹筋終えて 6時1分
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ひさびさに フミフミ&抱っこを 堪能す あまえた・ニャンコの つよめ「あぴーる」
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