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真剣にゴキホイホイを組み立てる吾はすっかり殺し屋の顔
26
消しゴムで煩悶ぜんぶ消すだけさそれから描けばそらも晴れるよ
7
「夢ならばどれほどよかったでしょう」と 告白振られ 友とカラオケ
6
「紫陽花の自我がすごくて絡まれて遅刻しました」「廊下に立っとれ」
10
小動物のような子と付き合ってそう 小動物のような子が言う
4
逸脱もこれ程ならばいいのかと記録残さず悪辣をする
15
春の夜に路地裏の猫も恋ひて鳴く すべては女神の掌の曼陀羅図 (上々颱風「連れてってELYSION」より構想)
7
辟易の暑さの後の雨予報それも辟易我儘ばかり
6
役終えた要らぬものだけ積み上がり要るもの居場所無くて彷徨う
17
この三朝あさなあさなにカナヘビを飼うはめになり生き餌をさがす
9
外夏日母の手足は冷たくてまだエアコンは暖房モード
16
既読つきなおしばらくも返事なく
徳不孤
(
とくはこならず
)
我が身の 寒さ
9
冬山の二重に透けた稜線も卯月葉も満ち一つの線に
8
君知るや希み断たれし再生は他にはあらで内なるそらぞ
10
カレーのち花の香りにフとカレー涼む夜風にまたフとカレー
4
幸せは自ずと歌を思いつき定型律にピタリ合うとき(年一度)
6
禁断の蜂蜜の蓋緩まらず キャンディー跳ねて指より逃げる
9
畦道で群れる児らよ 早苗揺らして弾ける笑い 君らの未来へ
16
満員の長四角にてギュッとされ安売りされる恵方巻きかな
5
こんなこと詠んでどうするというようなことを詠みつつ日々は流れる
16
こんなこと詠んでどうするというようなことに埋もれて今日も生きてる
15
苦しみはうまく揚がったししとうをひと口食べて火を噴いたとき(
10
%の確率とか)
8
しみじみと悔いて知りにし失うを惜しむ心はただの
澱
(
よど
)
みと
23
茶化してる 人の内なる想い見る お茶目でありたし 畳にごろり
37
老人の カプセルトイは 己が手で 残りし運を 試すがごとく
10
ありがとう素直に言える人となり袖すり合うもこぼれる笑顔
13
朝一で コーヒーミルで 豆を挽く ボヤけた頭に
香
(
こう
)
染み入る
6
化粧水 3プッシュから2プッシュへ 肌も薄着をしたがる初夏日
24
窓際の 光が移り 席替えで 少し遠くに なった横顔
14
2
倍速 ラップの如く 夏野菜 刻みに刻んで 押麦サラダ
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