さっきまで歩いてきた道は弱冷房車挟んで まっくろのかげ
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軍人の 苔むす墓碑に 樒(しきみ)の葉 手向けるひとも 今は無きかな
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心痛を 和歌に乗せれど 苦しみは 枯れて尚刺す 薔薇しょうびのごとく
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洗濯は好きだな暑い暑ければすぐに乾くぞ次もう一回
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着馴染んだぼろが好きだな首辺り切れて人間見えたとしても
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足小指家具にぶつけて「くそ!」を吐く何に怒っているかと思う
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曇りなら気分も晴れぬと文句言い晴れれば暑いの我儘ものよ
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アスファルト朝まで濡れて雨上がりひるほどまでの涼風通る
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道ゆきて影さすものを見あげれば光に返るエナメルの翅
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「しみジジイ」言われて少し傷ついて んでみようかキミエホワイト
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女房に「しみジジイめ」とののしられ それでも やめない屋外プール
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青空に白雲浮かび蝉の声 子供の絵のよな夏景色
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水温26℃気温30℃体調よろしヨーソロー 泳ぐ
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撫ぜるうちに 心地好ひのか 丸まりて 足に寄り添ふ猫 動けまじ/可愛さの余り(^^)
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あなたには二年の時は長すぎた もう戻れない夢見た日々に
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また晴れる猛暑に向かう早朝の新たな覚悟すぐに萎れる
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どこからか母が持ちたる鼻歌を姉口笛でどこかへはこぶ
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きんとれ筋トレの じゃまをするのよ ねこだから かいぬしさんの そばにいたいの😸
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こびりついた明太子を洗い流す生理二日目の朝飯前
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闇黒の古庭に咲く蝉一つ嫁酒五合つまみも切れて
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ねこ母は 「りんきおうへん臨機応変」を みにつけた! ちょっとそれって 最強神話かも(笑)
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ロマネスコ トライポフォビアの僕には味より響きが舌に馴染むね
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たまゆらの風にたなびく香煙に肌の記憶はさかのぼりけり
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「久し振りですよね」問われ驚きつ三年振りにプロの手カット/歯科後 カット店で
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君の声が一つ一つの粒となり我のシナプス大きくひらけり
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ちゅうごくに 米国債で レアメタル うってもらて カードををわたす \インド式 ベトナムは両天秤
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寝過ごしたー!😿 礼拝行けず あきらめる 今日は神様が 休みなさい、と
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フレンドに人も鹿もジェンダーレス目と眼が合えば顔がほころぶ
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唸る音チェーンソーかな虫だろか野に人はなし花にクマバチ
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答えなんてないさ 答えなんて嘘さ 寝ぼけた人が見間違えたのさ(だけどちょっと僕だって欲しいよ)
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