明け方の むずかる如し大雨は 止みて朝には 笑顔の日差し
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汝戰に征かず懸崖の菊一輪取つて曰 特攻隊につづけ、と
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額縁の祖国 祖國と違へつつ昇降口ゆ突き落とすへ列車
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愛賊の偽造国家に祝はれて額縁のなかの平和を戰前とふ
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浅き憂國 日本第一義の神とは偽救世の主に他ならず
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われはわれ愛せるものを撃つわが名とは國體、國家なり
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暮れ方に庄内砂丘の天辺に見る燃える太陽日本海に入る
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海釣りに今朝も三時に船宿へ右舷のともの 釣り座取らんが為に
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鯵釣りに浦賀沖にて糸を垂らせば巨大なたらいの如き油送船タンカ− 迫る
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ひさびさに 行ってらっしゃいの ちゅーもした しばらく時間が 合わなかったからさ(よい傾向)
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早起きは三文の徳 以上だね なんだか旦那と 会話も増えた?
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あぁひどい長靴の口に容赦なく飛び込んで来る豪雨や豪雨
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不意に来るすすべ無いよな雨風あめかぜと息苦し程の湿度にまい
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夕立の名残なごりは軒にしたたりて雲遠ざかる蝉の諸声もろごゑ
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梅雨明けがこれまでになく早くてもセミの初鳴きいつものとおり
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暗黒のけむりの如き排気ガス バス発車時に吐き出されおり
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イタリアンブレインロットが流行る組知らぬ先生子に教わりぬ
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七月号表紙デザイン夏の朱へ結社デビューはいよいよ次号
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登校す子は一日で熱さげてすごいな少年我なら三日
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ひと月後つどふ友らの顔うかべ弾むこころは水たまり跳ぶ
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ささやかな虹を小指に引っ掛けて驚くだろう夜を見せたい
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財布から君とのデートのレシートをしおり代わりに歌集へしのぶ
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ゲジゲジは何故にシンクに降りてくるそこは君らに危険な場所だ
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あまぐものむこうにうすく光差す しょっぱきあとにほの甘さ残る
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昨日より少し綺麗な音がする吹き抜けてゆく風とオカリナ
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「君はどの歌が好きなのだろうか」と 借りてパラパラ『サラダ記念日』
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変わりなき繰り返す日々美しき明日はいらぬ今日の温もり
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庭園で 水面を通る 風を受け 睡蓮と竹 仲良く揺れて
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はいてんしょん ちま猫ちゃんも てれびたいそう体操 いっしょにするよ うんどうするよ😸(混ざられたw朝から笑いすぎておなかいたい😹)
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鮮やかな 真紅のスモモ 初物よ(ねこ母にとっての!(笑))赤い果物 元気が出るね
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