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ユートピア,アンドロイドの見る電気羊の夢に追ひ越されてゆくタワラマチ
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人類はいつなぜ無毛になりたるや奇妙なことに数か所残して
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閉経の母祖母仮説をくらべてもともに卵子の枯渇はあらず
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子が眠りホッと一息ついて夜、頑張ったねと自分をほめる
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夕暮れの店の珈琲グァテマラで シナモンのかをり 飲み込んでおり
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白樺の 細き枝もち 雪を待つ 折れはしないか 負けはしないか
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「赤ちゃんにあげたいから」と 花探す 孫の冬の日 空からは雪
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人生の 後半かかり 息切れも 時々あるが まだ走れるよ
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立ち止まり 振り返ってみる 来し道を 出会えた人に 我作られし
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ごみ仕分け 瓶の蓋開け 孫迎え あなたのお陰 一杯どうぞ
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百六の 歳重ねたる 伯母の背に 冬陽静かに 落ちておりけり
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我が輩は誇りの高い猫である 虎のようには輪をくぐらにゃい
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屋上で 見たあの夜の 流れ星    願いの一つも 叶っただろか
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中指を 少しかむ癖 付きにけり 歌を詠むとき 数独する間
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星屑を 集めて瓶に 入れたくて 手で受け止める 流星群の夜
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Suno(音楽生成AI)に「もう2時だよ」と入力した嘆いたら、人生讃歌出力歌い始めて
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目が覚める 真夜中の吾 慣れたもの ネット遊びし これも人生
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泣けぬほど 疲れ果てた わが顔に 老いた母の 面影映る
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星よりも遠くへ行った恋ごころ何億光年たったら消えるの
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1000バーツ あれば明日は 立たなくて 良いから今夜は 心を閉じる
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男って ホントに猿なの この店ゴーゴーバーで 雨季も乾季も ウキウキ歓喜
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あと何度 身体こころを売れば 制服で 街の子みたいに 学校いけるの?
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日本には 雪が降るの? と焼けた肌 シンハービール 私は悪者ヒール
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やめるのが苦手だからと始めずに終わったことは数にもならず
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ダイスキと 必死に覚えた 日本語で 君は下着ヒップ紙幣チップで満たす
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貧困を 見て見ぬふりの 罪悪感 スクンビットの 夜はこれから
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電気すら 無い村を出て 大都会バンコク路上みちに立つのは 或いは残酷
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香辛料スパイスと 排ガス混じりの 生温い 夜市を抜ける 異国の驟雨シャワー
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美容室ソーラーパネルで給湯し雪が降る事忘れた社長
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