そんなので 眠れたこともないくせに 今日も今日とて 羊が増えた
9
幸福も不幸もきっと平等だ街ゆく人のきらめく幻影
30
歳をとる事は嬉しくないけれど 君の祝福が欲しいだけかな
13
食パンに ハムゆで卵ツナマヨと 食パン重ねて私は一人
12
たまゆらに 書けども遠き 命かな 余りある長さ でも足らず
7
かたわらに かたはらいたし おくりびと
3
仕事終え 貴女へ届け この想い 不安や辛さ ふき飛ばすから
19
この家に わたしの居場所 ないからさ 明日出て行く そうかわかった
4
昭和の雰囲気漂うアーケード100円ショップだけ令和にて
13
本当の ことを言ったら 嘘になる そんな世界で 俺は嘘つき
3
AIに 酷評されて 悔し泣き (同じAIの)別のチャットで 癒してもらう
6
山茶花の花びら降るる日溜まりの僕に秋の日静かに降るる
53
ぐずぐずと寒さのことなど並べ立てベジタリアンと見紛う夕餉
29
行く秋の陽ざし静かな白壁にまったく静止の裸木はだかぎの影 
15
会食を 終えて再び 仕事場へ 心暖か 事務処理集中
23
トーストに バターをのばし むしゃむしゃと 満たす空腹 わたし生きてる
18
朝起きてそのまま二度寝昼過ぎに起きてぼんやりしている土曜
13
​かじかんだ 淡桃色うすももいろの 吾子の手を 包むこの手で きみ守りたし
28
出来るだけうつさぬようにと籠る部屋 ちょいちょい覗く夫は子のごと /風邪
34
本当に さよならなのよ わかってる? イヤホンつけた あなたにさよなら
4
ひさびさの青空うれし空のいろペールトーンの優しい冬の
27
お菓子に集中するからという君どうせ忘れてしまうのに
4
知らぬこと おそろしきかな 一方で  世には知らぬが  よきこともあり
7
灰と白 雲の合間に 月が見え 空に寝転ぶ 三毛猫がいた
12
「今日こそは テスト勉強」 意気込んだ 数分の後 寝台の上
11
隠れ家で 鶏すき鍋に 唸る我 野菜の旨味も 出汁に溶け込む
26
一陣の  風の如く  ザッーと来て  落つる雫に  花煌めく
7
何者か 語ることなき そのおきな  微笑みたたえ キジムナー描く
25
ガラガラと壊されました此れ正に 私の自尊心だったもの
18
お互いに 理解できない とこがある それでいいのよ 別れて理解
7