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身に沁むる 朝日と君の 抱擁に 一歩踏み出す 力を得たり
7
夜空には数億年の彼方より光に託す星の存在
10
ふと浮かぶ 甘くて苦い あの人が さながら100%オレンジジュース
7
問いかけの 結果を見たく 朝一に 雑誌求めて 自転車を漕ぐ
16
明日
(
あした
)
またあの娘と来よう公園のサツキの
小径
(
こみち
)
風も爽やか
11
むごきかな
誰
(
た
)
れぞ名付けし悪しき名を ま白き可憐な小さな花に(ドクダミ)
17
さつきすえ水天宮は戌の日で 身重のひとの列や撫でし子
20
きみの町にいた雨雲がぼくの町にきました 少しだけ泣きました
10
手をつなぐ老夫婦夕方の商店街溶け込む
夫婦
(
めおと
)
7
詐欺メール 少なき訳を 思案して 高笑ひけり 今日は日曜
15
あのうちら
春告鳥
(
ウグイス
)
なんやけど まだまだ鳴かな いけまへんか
12
海臨む 回転展望 レストラン 時代よ時代 時代は回る
12
チビ猫や そろそろおつめを きらないと 床あるくたび カツカツいうよ
22
毬のごと玉紫陽花の揺れる陰 額紫陽花は薄く粧ひぬ
13
たのしみは 日本学士院の 先生と 勢ひ猛に 尿(ゆまり)するとき😁 /日本学士院 第81回公開講演会
6
シャーペンの 替え芯ほどの 沈香の 煙は燻る 閨(ねや)の奥処(おくか)に
13
何ならむ さうざうしさか あてもなく 居間と厨を 行きつ戻りつ
10
老いてなほ 美(は)しき爪よと おみ足の 長き指(および)の 先を見てをり
8
ダージリン越しに睫の影揺らしゐる 明日の凶弾も知らず(松任谷由実「時のないホテル」より構想)
8
つらい時夢に出てきた芸人さん 笑わせるから涙でちゃった
21
黄色あり黄緑と緑濃い緑これも善き哉木々を遠目に
19
飽くほどに同じ遊びを繰り返す(いっしょにいられるだけでうれしい)
6
恥かいて躓き溺れ掴む藁これよりまさる宝物なし
6
明け暮れにその時までの暇つぶす フラッシュバックの
間
(
あわい
)
を生きる
13
針の音を親の心音と思う鳥みたいなわたしとあなたの寝息
6
鉢植えのみかんに青い実たわわなる卵産まむと飛び交うアゲハ
13
赤い靴を履き続けるには勇気がいるんだよ決めたからにはね
13
いつまでも バカをやってる 俺を見て 学ばないのも 才能ねとキミ
5
郭公
(
ほとときす
)
世を
卯
(
[憂]
)
の花の山人に昔恋しき
声
(
ね
)
をな聞かせそ
16
あの頃も その頃もこの 頃もまだ 今も名前で キミを呼べない
4
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