朝出会い 昼別れても さよならと 言う暇もなく 時は過行く
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思うまま 好きなことだけ していれば もっといいこと 失うことに
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まったくの雲一つなき晴天は やましくもあり北国思えば
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はじめてのおとなサイズの浴衣着てぼんぼりが照らすおそとのお風呂
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眠れなくなっていること朝という時間を愛せなくなったこと
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女装には全く興味はないけれど丈高靴はちょっとうらやま
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小寒の束の間の陽に冠雪のドサリと落つるやいとこぎみよき
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まだ明けぬ暗いベランダ寒々さむざむと 洗濯物干す今日も冬晴れ
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たぶんそう仕事始めの疲労感 ピークに達する今日水曜日
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冬枯れの空いっぱいに柿の赤 新年祝う小鳥の宴
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あたたかな暖炉の部屋の窓からは冷たい雨のピッツィカート
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帰るたび発展進むふるさとに嬉しくもあり寂しくもあり
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電話よりライン綴るを吾好む話せばいつも抜けある故に
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どんと祭 しめ縄納め祈願する 無病息災 家族の安寧 
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ほんとうはピンクがよかった 三十のお誕生日のバッグの色も
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弱音とか言えよ神じゃあないけれど何とかなるし何とかするし
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今日休みだった気がする朝が来ただってあなたのことが気になる
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君のこと大好きすごくすごくすごくあなたは私のこと好きですか
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帰り道たまたま会って寿司食って海までドライブするフッ軽さ
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幾年も幾年も幾年もまだ覚えているのはあなたの「またね」
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棒、カギも、同じ号だと透けてくる編んで解いて痩せゆく毛糸
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三年間冬ごとに編む毛糸たち年ごと解かれ新たな人生
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一時間 全く同じ 時間でも 短くもあり 長くも感じ
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立ち止まる 赤信号の 一時ひとときに 降り交う雨が 雪に変わった
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冬物もウォッシャブルを基本選びたいクリーニングは面倒だから
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父母や友 医者にもみえぬ色ありて せめてしるべと 三十一のふみ
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ねこ母の心の声が漏れたかと(笑)気づいた時には疲れてますよね😓>タカコ様へ。ぼちぼち行きましょう〜
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くたびれて アイスも白湯も(今夜は)省略だ 洗い髪冷え切る前にネルノダ
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歩くのも苦労するほど風強く洗濯するか選択迷う
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百年の寿命などより夢もなく眠れるだけの夜が欲しくて
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