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振り向けばさもありなんの来し方に 君と生きてる シンギュラリティ
10
雲宵の晴れ間 浮かびぬ弓張月
主
(
ぬし
)
の帰りを待ちをる猫と
20
意味なんて求められても困っちゃう
短歌
(
うた
)
はイメージ感覚だもん
9
髪の毛に一喜一憂するのって現役女子の特権だもん
22
髪の毛がボリュームダウンしたせいでますます老けて見えるのぴえん
20
美容室今度行ったら言ってみよう女優の鈴木京香にしてと
21
体重からやさしさとかを引いた分の力が首を絞めてくれてる
2
二度とないこの日最期の夕影に囁いてみるフォーリンラブと
8
お寿司屋のカウンター席半年ぶり幸せ気分味わうひととき
9
野良仕事ついでに新じゃが試し掘り茹でて塩振り上出来だった
11
山ツツジちらほら赤く白ウツギ咲きて初夏の陽燦々とふる
21
久々に街まで行きぬいそいそと 青葉しげれる峠を越えて
27
感動の海をそのまま寿司握る主は飛騨の山地の生まれ
17
火傷した熱を冷ました流水で音さえもただ洗浄す
3
この世では通用しない美しい言い訳だけを夕陽が照らす
15
太ってる女性が僕は好きなんだお願いだから一緒に相撲
7
答えなど合わせなくても朝は来る私の中の水だけ澄めば
3
ひとすじの風が額をなでてゆく『ごめん』は一度きりにするから
3
退院を 控えし晩に 訪れる ありがたきかな 若手医師たち
9
ベゴニアの花に寄り添う眼差しが心へ灯り情け溢るる
15
いつ来ても も抜けの殻だ 病室を そっと抜け出し コンビニ通い
6
五月晴れ 毛穴の奥まで染み込んだ ため息も神セトリが燃やす
5
忖度に忖度をかさね忖度す sukima(隙間)を埋めてsumika(住処)になるまで
5
ハナミズキ 式神のごと散りゆくの 明日の私の憂いも知らずに
7
びゅうと鳴る風に言葉はかき消され 君はあの時何を言ったの
8
それぞれの週末溶けてゆく夕べ月曜朝の荷物つみこむ
13
地下鉄の闇は見てをり糸切れてなほ立ち揺るる
木偶
(
でく
)
なる我を
8
この世をば我が世とぞ思ふ幼子の足元にえいと言ってみる昼
7
ヘビイチゴ 甥っ子勇者と 行く森に ルビーのごとく 赤く輝く
12
ちさき孫 隣のワンコと初対面 合わせる目と目 たちまち仲良し
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