闘病中選手名鑑載り続くプロレスラーの不屈の魂
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ゆっくりと君を想える電車今出たばっかりのプラットホーム
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定年を延々と追う それだけの日々の先がぼくらのゴール?
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止まらずに溢れ出たならあわてると思いつつめる石油のタンク
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絵手紙の富士に宝永火口なく潔白な君に拗ねてみたりする
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年末が期限のポイント使います?ああ親切な店員さんよ
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新しく 工事始まり 何できる ワクワク感と 変わる寂しさ
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白波とキラキラ光る目の前には海と死体
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本能が知能の娯楽を拒否してる 空虚の飾りが醜いわけだ
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白々と弓張月の浮かびたる 日暮れ程なき十五時の昊
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誰がため飾るか顔を休日も アダムとイヴのコピペでいいのに
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名産の こんにゃく芋を 掘る農夫 腰曲がりても 後継者無く
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視力落ち 眼科訪ねる 待合室 それでもやめぬ スマホ動画よ
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良い歌があなたに降りてくるというトリートメントの放置時間に
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暗かった生活に恋を取り入れてみる いや、明日からね
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観葉樹 渇いた土に 水をやり 根の先までも 届け冬の日
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平和な世 壊すのいつも 権力者 に扇動される 普通のおっさん
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黒の子猫 見かけて 友と盛り上がる ペチュニアの花の むらさき眩し
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うろこ雲べに染まるればほどほどと切子の酒に帳おろすや
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教会でカレーいただく幸せや しかも新米 み恵みに感謝🙏
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花見むと君と歩いたその先に 連なる木々は茶色く川は冷たし
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「ばいばい」と手を振った後の数秒間 余韻の笑顔の寂しさたるや
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碧空を見上げし月のほのかさに 過ぎゆく日々の慌ただしさぞ知る
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窓ガラス照らす陽光 プリズムを生み 白床に七色の影
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掴んだ指先から順にとめどなく崩れ落ちていく運命の恋
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不登校くさって部屋で泣いてたら父が差し出す少年ジャンプ/思い出
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大磯の木立を抜けし小径より海きらめきて落ち葉踏みゆく
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あの雲のまるい光は十日夜三月見だとならぬかなるか
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変わりなき幸せ想う例年の貰い手の待つ黒豆選別
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ようそろぅーと 抜き足差し足 忍び足
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