びゅうと鳴る風に言葉はかき消され 君はあの時何を言ったの
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それぞれの週末溶けてゆく夕べ月曜朝の荷物つみこむ
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地下鉄の闇は見てをり糸切れてなほ立ち揺るる木偶でくなる我を
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この世をば我が世とぞ思ふ幼子の足元にえいと言ってみる昼
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ヘビイチゴ 甥っ子勇者と 行く森に ルビーのごとく 赤く輝く
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ちさき孫 隣のワンコと初対面 合わせる目と目 たちまち仲良し
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今朝方の雨の雫を纏ふ花 どうぞ撮ってと言わむばかりに
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時差の海 若さゆえにと 飛び込みし 今も愛しむ 君の横顔
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感傷が下戸の私を酔わせてく 別れた君の置いてった瓶
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歩きをるいつもの道に吾を呼ぶ花の声ありふと足止めむ
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ベゴニアを抱いた時からスタートをリピートさせる花へ微笑み
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初の花散れど蕾は二つ増え安住の地を示すベゴニア
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そこまで好きじゃない事に気づきたくない 知らない歌を聞きつづける
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浦風に雲居をめぐる鳶の羽の浮き寝のうをに目をぞとどむる
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ステーキが朝で納豆飯の夜お前逆だと亡き父出そう
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牛蛙夏の夜の瀬の合唱を待てる楽しさ在りき横浜
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暗黒の過去を忘れてゆく為に日和の二文字賜う今日から
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凍てついた長き夜をば越えぬれば今日より生きん猫日和の名
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歌詠みの友に告げなんこれからの私の春は猫日和なり
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ハイボール片手に読書の昼下がり眠くなれば眠る幸せ
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大雨が洗った空に足跡をつけていく久々の逆上がり
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「またね」って何度も何度も手を振って君のやさしさ地球のサイズ
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「ピアノ売ってちょーだい」(CM)の新作を 見つけて爆笑日曜の昼
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早弁と昼にドカ弁平らげて部活帰りの日焼けせし肌
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決裁の取れた稟議の案件は ケチが付いても実行あるのみ
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南風はゑを頼りに開花す サンセベリア 玉蜀黍とうもろこしのやうな黄花や
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牛乳を蓋ごと口に押し込んで ぺっと吐き出す屋根家の朝
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新聞をナプキンにしてコンビーフトマト丸ごと噛る朝かな
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身に沁むる 朝日と君の 抱擁に 一歩踏み出す 力を得たり
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夜空には数億年の彼方より光に託す星の存在
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