父母にさへ 秘めし心の かたそばを 持ちて彼岸に 渡る日を待つ
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芭蕉の句 読みて背を向け ねぶの花の 御太鼓見せつ 真野響子は /芭蕉:象潟や雨に西施がねぶの花
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生活の残滓流るる放水路 ぢっと見詰める魚影の鈍光
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水溜り 蛍光灯と溶け合った ヘッドライトに照らされて夏
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地平線 ツツジは咲いて雨が降る I love youはいつも加害者
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グミの実を久方ぶりに口にしてノスタルジアは初夏の赤い実
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芝刈りの後に小鳥ら舞い降りて夏の香りを一緒にかごう
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おふとんはちいさな教会 祈りとか懺悔みたいだきみの寝息は
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きみが呼ぶわたしの名前を切り取って 洗って干して乾かして、抱く
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花びらが流れて桃になるようにいつかの君も同じではない
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日暮れ前 涼しい風が 抜けて行く 疲れた足を 包んでくれる
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あなたには少しだけわけてあげますねきらきら星のきれいな欠片
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冷静に なろうとしても 無理でした 言っても無駄と 貝の口
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紫陽花アジサイに 三千種の 個性あり 見習いたいね それぞれの色
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お隣のリフォーム済んでまた未知の暮らし密かにスタートされる
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カーテンにウランガラスのボタン縫う 光る時はまだやってこない
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シンまとい 祝の舞に なに想う パーシーの紐 ほどけた姫は
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このパーマ「どうも」よと言う 母はもう 居ないがモード だよと突っ込む
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妻の指示 返品の棚探しおり 今宵の肴に別れを告げむ
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きみがいる世界はとてもいいもんだ 僕も子犬も踊っているよ
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デッキチェア座りまぶたでリズムとる 紙皿なぞる麦の秋風
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通学路 子らの歌声ひびく空 ふたたび巡る 夏の日の香
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Aiに  支配されるは やなこった 人間やってる 自負があるもんで
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母の国せにしてゆかむ風と波 時のまにまに真砂となりぬ
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汗かいて爽やかなのは自分だけ 見た目と臭いで人混みを割る
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「庭先に立ってる変なものは何?」「ああ、あれは地に植えたドラキュラ」
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ドラキュラから招待来たがワインしか出ないうたげは欠席に◎
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五月雨の乱層雲をカッターで切り裂くような雅各ヤコブの梯子
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せっかちな蝉の鳴き声聞こえたか幻聴だったかわからぬ暑さ
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ききららのさいふをひらきおままごと たんぽぽ ぼたん これくださいな
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