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何もかも奪って行った震災は悲哀の土に種を残した
35
夜が更けて 寝つかれぬまま次々と 思い巡らす過ぎし日の悔い
20
空いてる日 聞こうとする指 止まるのは わからないから 自分のことも
8
見上げれば 薄いシフォンに覆われて 霞がかりし春の空かな
14
久々に 見かけた地元の 倖田來未 子を抱く身なり メイク薄くなり
6
穏やかに微笑み光の粒を撒く海を隣に見る常磐線
9
おそらくは 大したことに ならないと 思っていれば 風が吹き去る
3
攻撃は うまくかわして 逃げ足は カモシカのよう ぴょんぴょん跳ねる
4
失敗か そうでないか 不明だが 嘘はつけない それだけのこと
5
小学の卒業式を知らない師 二〇一二生まれのわたし
3
三月のマジックに君もかけられて! 君の涙をすこし見せてよ
3
思い出はクラウドの中に閉じこめて 白い器に雲古閉じこめる
4
わが道は 怒らない道 敵の前 泰然自若 憐れみに満つ
4
あの日から揺れと同時に亡き猫は反射でふとんに潜るようになり
25
15
年 地獄で暮らす人がいる 上書きをして こんな傷など
17
好きなよう やってればいい そのうちに 勝負が決まる 自然の摂理
3
このままじゃ 心が持たん こりゃヤバイ 敵は変わらぬ 守備を固めよ
4
嫌な人 また一人でき 逃げ回る 互いに嫌う 犬猿の仲
4
日常が 安心、平和 幸せで みな穏やかに なりますように
7
言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
57
昼食の帰りの道端タンポポに「やぁ春だね」と花をつついて
21
震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
27
凡なれど捻る遺伝子コピーミス起これ突然、変異の夜に
11
あの余波が 友を飲み込み 連れ去りし 手元に残る 手紙と語る
37
「また会える?」「うーんどうかな、わからない」 きっと次回も 僕から誘う
8
買い置きが心もとない貼るカイロ色々使うし買い足しておく/丹田と仙骨
7
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
46
やさしさも激しさも春孕みつつ雨は愛する側に降る水
6
あなただけ季節の香り盗り去った 春の匂いを悔しく嗅いだ
7
玉の緒の
果無
(
はかな
)
きことを 忘れゆく 身を置く処 満ち足ればこそ
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