「今夜のおかず 何?」 と問われて 「お楽しみ」 そう答えしは 未定の時です
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菜種づゆさくらは紅雨こうう春雨に花ひらきゆく皐月来るころ
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下敷きに逆立つ髪を笑い合い 教室じゅうに満ちる静電気
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ぽっかりと中央白き寄せ書きの端へ端へと人の寄りゆく
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午後六時 一年前の 午後六時 生きてるだけで いいのだろうよ
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自分が歩いてる今を踏む今今今 パスワード忘れてしまうララ
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置けば泣き 抱けば我が腕握りたり ときの重さを決して忘れじ
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くずの香はしといとうも見返せばなほその色ぞ美しきかな
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春が来て雪が溶けても人生はそれぞれにあり、ゆっくり歩け
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あなたとの 距離は零から こどもぶん 心は一から 零へと変わる
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可愛さを金の力に変えられて 異国ではんだ竹は美味いか
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夏帽子風のいたずら押さえても光陰飛ぶを留むすべなし
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テレビ消し、静かな部屋に雪が降る見ない優しさ認めてほしい
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くしゃみして春こじ開ける君とぼく その断面を分けあうルタオ
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アメリカにロシアのような制裁は加えんのかと誰に言おうか
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あったのか!いちごスプーンひっそりと白に溶かそう果実の赤を
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「俺なんて所詮だめだとわかったよ」普段は自分を『私』という君。
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目の前の待ってたバスを見送った 変な快楽が離れていかない
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知らぬ間に書きなぐられた告白に消しゴムかける試験日の朝
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手のひらに収まる薄い端末で億光年の果てまで行こう
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雪国の春は幾分控えめに土の匂いの這い回る道
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死にたいと言ってみるだけ本当はなにもしないで眠りたいだけ
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朝を待つ眠れないまま目を閉じるまた夜を待つ眠れないまま
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春陽の庭の片隅しみじみと想い咲きかな菊の一輪
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山裾に 雲はたなびき 動かざり 買い物帰り バスから眺む
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拙者も凡百ふつうであるから堪えられぬとは知りつつも夢見る流浪人むしょく
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自殺者の 枕になりし 北の枕木
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雲雀鳴く田舎電車の高校生 いっちょうまえに彼女連れをり
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取り出した脳はあなたに見えないし私の言葉もただの吐瀉物
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一時間に一本しかない田舎駅 古食堂にてタンメンを食ふ
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