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今朝もかと 発車直前バスを追ひ 乗り損ね遅刻す夢を見ゆ
25
通勤車輌9割ほどが男性で 本質的に変わらぬ日本
20
通勤車輌九割がたが男なり 牡丹芍薬菖蒲やいずこ
13
お百度を踏んで頭を垂れる人せめて押したい小さき背中
11
桃色のパジャマをまとう
幼子
(
おさなご
)
を焦茶の腕がそっと抱える
7
エアコンを付けるべきか
(
電気代かさばるから
)
と悩む母 頼むからマジ付けてくれすぐ
8
九十九折前を睨んで振り返る泣いて笑って一歩は一歩
7
気がつけば庭の木陰にひそやかに
浅葱
(
あさぎ
)
の色の紫陽花涼し
27
母の口 動き出したら さりげなく「頭ヒヤシンス」 これ効きますよ
#
高校の連絡ノート
#
覗いたら
10
ぬばたまの夜は明けゆきて鳶の羽の色にぞ染まる遠山の朝
5
道端に座る梅の実紫陽花が水無月告げる皐月の終わり
11
朝日さす 天満宮の 入口に 落ちた梅の実 踏めぬとよけて
33
国民
(
くにたみ
)
の 安寧願ふ
政
(
まつりごと
)
国難の今真価が問はれ
20
水浴びの番の鴨が飛び立ちて我関せずの口開く鯉
8
午前五時太鼓の音が朝を告げ扉開きて大神おわす
7
サイフォンのコーヒーが沸く間だけ人待ち顔で時計見ないで
17
行きたくない予定と行きたい予定との 狭間でぼんやり 消えたくなる夜
3
青い膜包む地球の生命をあまねく照らす十三夜かな
24
シングルのシーツの上をまた泳ぐ 冷たい海を探す寝返り
16
いつまでも氷になれない水のよう 息苦しくてボタンを外す
5
幸せの位置づけにある「一番」が違いすぎたねふたりは個性
32
見たいもの 見たいだけ見て 気の毒に 思考の花は 消えていくのみ
11
絡む指 肌を這う舌
蝸牛
(
かたつむり
)
恥じらひ 瞼は 固く瞑り
3
二日酔い お天道さまに 靄かかり 今宵は月と 水割り一杯
13
「またあとで」 めんどくさがりの彼の部屋 ちょっと狭くて ちょうどよかった
3
片付けて キレイにするが そのあとの きれいに保つ ことだけ難し
5
ベランダで流れ星だと叫ぶ君の背中を抱きしめたくなった
25
わすれてた おれにはきみが いたことを おもいだしたよ もうおそいけど
3
あの頃の 俺には笑いが 必要で キミに笑いは 必要なかった
3
褒め言葉 八方美人な お前なら きっと好きだろ たけのこの山
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