寝正月 妻はコンビニ アルバイト 我は喘息 保険もなくて
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手のひらに乗るほどの幸 あればいい 聞こえる 見える お茶美味しい
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何のため生まれてきたか生きてるか 今日はまっすぐ考えてみる
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最大の幸福吾子に会えたこと それだけでいい元旦の朝
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帰省してすき焼き囲む夕食で 笑う声させ吾子父になる
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喜寿の朝「健康余命一年」のつもりで詰め込む年間計画
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孫二人子犬のごとくじゃれ合いて いつしか背中に羽根の生えたり
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吾子帰り頭に見つけた一筋の 白髪は語る苦労と老いを
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すごろくの あがりめざすと いうよりは ときあらたまる 循環思考 /あけおめ!
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架空請求われにも来たり 他人ひとごとが我がことになる冬の一日
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新年の1日目から不眠にて ねこたちとともに初日の出かも
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おやすみの触れるだけキスを交わした後 「明けましてハグ」を君にねだれり
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君からのもらいあくびで年が明け今年最初の涙になった
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み冬つぎ 春のきたりて明けぬれば 年立つ今日けふに花の散るらむ
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君の温度ねつ、触れてからずっと 麻痺してる 酸っぱいジュースが甘いみたいに
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あのときの綺麗な思い出のままで成人式を迎えられるよう
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桜を見ねば死ねないと 廻り廻って幾年の春
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新しい世界が東からやってくる。なんだか歩きたい気分なんだ。
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歩きながら年を越えると決めている。夜闇が僕を一人にするから。
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あったかがあればいいからお布団を恋人にしてお風呂と不倫
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風船がいきなり破裂して君は充電中のスマホを投げる
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大晦日寝かしつけして寝落ちして 気づけば年が明けていました
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焚き上げの火の粉が昇りゆきたれば龍の鱗の光となりぬ
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明日から新しい年が始まるよ 二歳の娘ハテナ浮かべた
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夜勤明け立派な糞をするものと犬と散歩をしてた元旦
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新年の朝に思うようなことじゃない しあわせに値するかなんてさ
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シルバニアをバニア、インフルエンザはエンザ あなたと僕の間の符牒だ
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「好きになる努力」はしない「嫌いになる努力」はせずとなる時はなる
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百八つ煩悩あればその中に人嫌いなどあるのだろうか
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開けました一月こよみ日の出背に大あくびする猫の横顔
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