何もない砂漠に薔薇が咲きました 訳知り顔で教える我が子
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苦手なる香り発する気に食わぬ匂いしやがる 柔軟剤安売りせしがただ恨めしく
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まな板にのせたきゅうりを叩き割る初夏の香りがひろがる夕べ
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餅をつく月の裏にはお団子を作るうさぎが居る ?君笑う
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過ぎ去れば皆恋焦がれる雪のよう 春が来なければ別れもないと
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ビー玉を 真二つにした 月出ずる 人の営み さやかに照らし
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セーターでは我慢できずにヒーターのスィッチをオン!「小満」の候なれど
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友くれし採れたて新じゃが皮付きで煮っ転がせば初夏はつなつの味
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面白いマンガを読んだときにだけ動く感情 尻ポケットに
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ありがたくスクワットせり入院に落ちた筋肉もどす一歩目
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元通り字幕で映画観る五月 吹き替え好きな君と別れて
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運転手どうし片手を上げ合って若葉のなかをすれ違うバス
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神様が宿るらしいよ 紫陽花あじさいのひらひらじゃなくてつぶつぶんとこ
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屋根のでハクセキレイがピーピーと ふわり着地す吾の歩く先
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風運ぶ青草の香に深呼吸 遠くに聞こゆ草刈りの音
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焼き上がりし 写真映りの美しく 日がな嬉しき ナルシスのごと
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通院の道は楽しき沿道の 畑に満ちる命を見つつ
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影かたち何もないもの抱いている神か形見かそういうものを
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幾代にも 浮き沈みある 人の世を 月を遮り 流れゆく雲
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五月雨さみだれを合図に 咲きむる紫陽花 梅雨色に染まりぬ 初夏の町
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服・寝具仕様を替えて奥の手をもう探してる夏の序章に
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米国の イラン情勢を 喩ふれば 膣痙攣し 医師をひた待つ
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蓴菜の 吸物の如 あっさりと 逢ひて別れし ひともありけり
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父母にさへ 秘めし心の かたそばを 持ちて彼岸に 渡る日を待つ
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芭蕉の句 読みて背を向け ねぶの花の 御太鼓見せつ 真野響子は /芭蕉:象潟や雨に西施がねぶの花
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生活の残滓流るる放水路 ぢっと見詰める魚影の鈍光
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水溜り 蛍光灯と溶け合った ヘッドライトに照らされて夏
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地平線 ツツジは咲いて雨が降る I love youはいつも加害者
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グミの実を久方ぶりに口にしてノスタルジアは初夏の赤い実
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芝刈りの後に小鳥ら舞い降りて夏の香りを一緒にかごう
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