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尊きの最たるものは端の草人も同じかただそこに在る
9
誓ひゐし旧館の壁にアイビーはまう離さずと
許
(
ばか
)
りに伸びぬ
8
陽に焼かれ風に吹かれば事足りぬこころ青春条件云わず
6
誰
(
た
)
が袖の移り香ならむ橘の軒端に匂ふ夕闇の空
15
短命の 大型犬を 愛し人 エルフと騎士の 物語のよう
5
永遠が虚しく響くお年頃あと幾歳か白寿喝采
9
私には口遊むものそれがうた律に訊ねば歌はしらべに
6
両岸の 繁る葉桜影作り ひとを
涼
(
すず
)
ませ
善福寺川
(
ぜんぷくじがわ
)
16
梅雨空に息つく先は紫陽花で それだけ頼りに傘を差し行く
8
僕はまだ君を探しているけれど 君は見付けて貰えてるかな /「並行世界」
11
コーヒーを3杯飲んで見渡せば嗚呼すばらしい新世界かな
10
鶴は我起こしてくれぬ 空へ舞い 雪、水となり羽根を流して
4
さらさらと流れる
小川
(
かわ
)
に白き花咲き乱れ目に耳に涼やか
27
AI
が人生狂わすストーリー令和はホラーを軽々飛び越え
23
この夏の汗拭きシートはビターレモンちょっとアンニュイな私でいくわ
7
履歴書や金も力も無かりけり髪痕跡も散りぬるをかな
6
梅雨近し通勤の朝 西方に見ゆるは奇跡 雲間には富士
24
もりもり食べ 山ほど垂れて つやつやと 元気いっぱい メタ認知症
8
正座して 自然の風を 取り込みて
明日
(
あす
)
の天気を 五感で感じ
22
清らかな 鈴の音の如き 声聞こえ 胸の大きな 御姉様見ゆ
8
銭湯に 行くたびに見る 文身は 邪馬台国の 遠き御代より
11
手底(たなそこ)に 練香の粒 もてあそぶ 朧月夜の 更けてゆくころ
9
猫の踏む消雪管は熱々で手首振りつつ二度見している
31
紫陽花が 山門までを 案内す 水色しとやか 桃色鮮やかに
15
うたかたの 思いのままに 詠む歌に いいねを求む 歌詠みの業
9
叶ひなば桂銀淑で永東橋聴くを願ふはわれのみなるや
6
コーン茶の 空き箱はいって ねんねする ちま猫ちゃんの かくれがだもん
24
AIは 頼れる味方? 悩ましい 人も機械も 完璧はない
27
「気が利くね」待って澄まして母見てた湿したしゃもじ開けっぱなしの炊飯器
3
悲しくも苦しくもなき心さへなみだ誘はる「雨の永東橋」
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