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地下鉄の蛍光灯が線状に走る 誰かを串刺しにして
8
ゆくりなく
美々
(
びび
)
しき花の 足下に 咲く天命を 日々楽しめり
15
黒歴史まるめてスタバのゴミ箱に 今年初めて空気が美味しい
11
「【いかり】はね逆から読むと【りかい】だよ」世界平和に詳しい小四
18
ボール追う子の靴下は穴まみれ「金魚すくいのポイの最後か!」
6
雨上がり 小さい頃の 神様が 舞い降りてくる
梔子
(
くちなし
)
の庭 「やさしさに包まれたなら」
7
紫陽花の 庭の足元 アマガエル 一年ぶりの 再会に笑(え)み
8
たこ焼きでご飯食べるのジョークだと思っていたよ来て見るまでは
13
雨雲の
来
(
こ
)
ぬ 束の間の宵待月 寝る間も惜しむほど
明
(
さや
)
かなり
27
少年は そっとつぶやく 母上と 杉のこずえに 星を見上げて 「一休さん」
8
立錐の余地なく集う信者らの ハッジの祭(メッカ)のトイレ事情は?
14
何にもない 大地にゴロンと 寝転ぶと 星には夜と 朝がまた来た 「はじめ人間ギャートルズ」
8
枯葉散る 白いテラスの 夕暮れは わたしが愛に 包まれたとき「天才バカボン」
8
私は目覚まし時計に名を付ける 「カナシミバクダン」そのまんまなり
13
早起きは 苦手だったが いつのまに 夜更かしよりも 得意になりて
8
味噌汁に茗荷の入りて夏来たる 露地の畑に枝豆太る
31
露の朝 行けない理由探してる 行きたい気持ちを 墓へ納める
14
そこここの隙間から湧くチビ蟻よ アリの巣コロリを持ちて帰えらむ
14
梅の実が コロコロこぼれ 通勤路 昨日はポツリ 一粒の朝
22
エンジンをかけ直したき日のある 止むるを躊躇ふ ポンコツなれば
14
コンビニで テールランプを 見送れば 吸い込まれていく 深海の底
14
気高けき アヤメの藍は凛として その立ち姿吾の背正す
28
温かき飯に紀州の梅ほぐし削り鰹の茶漬け沁む朝
25
うらぶれた
廃屋
(
はいおく
)
の庭に夏巡り 青々茂る草木の
強靭
(
きょうじん
)
さ
12
天翔ける長元坊の雄姿見つひとときにこそ幸ぞあふるる
8
幾千の西へと沈む涙こそ百合の花弁に結ぶ朝露
22
種を蒔く願う芽吹きを朝顔の笑顔を待てり夏の寛解
30
自転車のパンクを直し心だけ先行く我へ漕ぎだす我や
17
小坊主の田植え跳ねてはおむすびも泥顔笑う緑風ふわり
25
なぜこんな
老母
(
はは
)
のため息 受け流し 年とっただけと 軽くつぶやく
8
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