いい人に ならなくていい 心ない 人間からは 遠ざかるがいい
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もしかして君も渋谷に来てるかも知れないからとマルニのニット
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わらびもち 猫の名前だ 柄わかる? もちもちなのよ もふもふなのよ
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休み明けパーマをかけた君の髪 疑似餌のようにふわふわ揺れる
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カーディガン越しの背中の形さえカッコいいから後ろを歩く
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探しものしていて出てきたこの写真撮ったあの日の揃っていた顔  
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しらんけど しらんぷりする 母の横顔
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カーテンを引きつつほのか雪あかりキツネの見廻り明日も来るはず
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好きなだけ ただそう思って 始めたことも いいね気にして 何してんだか
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寒空さむぞらにしらじらと浮く満月はくもりガラスに雪あかり見せ
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帰り道 月より光る 街灯に ぽつり照らされ 星の気持ちに
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地球ほし照らす 今宵の月は 格別で この満月は 二度と観れずや
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あたらしいそりの操作を間違って星にぶつかるサンタクロース
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雪の上残る足跡これは猫 しのげる場所がありますように
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わたくしの老後のピークは五年前 仮にも頂点あったとすれば
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あなたのね 辛い悲しいことぜんぶ、この掃除機で吸い取ってあげるからね
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久々に道産ガレイ贖いて煮付け懐かし母の味なり
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コーヒーに真昼の夢を乱されて追いたくもない小鳥を追った
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ザラザラと心を削る道のりは己が魂磨く道なり
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GUの値段に魅かれ服を買い階下で肴買う無駄遣い
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さりげなく 月が綺麗と 言ってみる あなたの心と かくれんぼして
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突き刺さる 冬の寒さが 恋しくて 肺に染み渡る 深呼吸して
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寒月のうら寂しげのそのままに今年はいかに凍てつく冬か
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隅っこで働いてみる心地良さ 城は鉄壁 穴熊囲い
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愛犬にスターマインと名をつけた人が言うには「ただ可愛いから」
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こんなにも積もっていたと時間差でわかる吹雪で見えてなかった
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HUBで呑むアイラの酒は格安で クリアな月がさらにクリアに
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寒空に 鳥が川面で 凛と立つ 横目で見つつ 気合いを入れる
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からっ風肌切るようなこの夜は あの日の痛みもこんなのだったか。
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師走五日 帰途の車窓より さやかなる満月の見ゆ 今年最後の
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