研ぎ洗い かしぎてよそたなごころ 握らず結ぶ 丸に三角 /おむすびの詩
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雨粒の 一つも君に 触れさせぬ  傘を傾け 慕情に濡れる
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ふと持った長期保存の缶詰の消味期限は九月六 すわ
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君をめとり 十年が経ち 君想う  心変らぬ 弥終いやはての恋 
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「先輩!」と 呼ばれて気づく 年でしか 人の上には 立てないのだと
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ねこ母の けふの気力の限界は ポチったセール品ブルーブルーエ 当ててみるだけ(きにいりました)
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NNN ひみつけっしゃ秘密結社を 知っている? ちま猫ちゃんたちも じつはそこから>ねこねこネットワーク
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何食えばパカンと脳が目覚めるか?胡桃も脳に良さそうなんだが
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一本の 映画のような この夏の 余韻に浸る 間もなき初秋
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久方の 降雨待望 わが友は 空を見上げて 畑を見つめ
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旧街道 絞りの作品 語り合う 抹茶で一息 粋な店主と
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「ぽんちゃんは来世があれば何になる?」「アザラシを描く人間になる」
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ギリギリでアウトかセーフか リクエスト 判定覆りセーフになりそ>母、救急車🚑で運ばれましたが、今日じゅうには自力で帰れそうです
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かえりみち 小さな秋は 目に見えねど 午前11時 風が涼やか
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全力で検索かけてタクシー「ゴー」 スパワールドの帰りドトールへ
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あの人がそう言ったから染みついた癖は誰にも直せはしない
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突然の雨に打たれて濡れ鼠 これも人生ひとつの笑い
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合コンでいつも浮いてる 洋楽の中に混じった演歌みたいに
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義父母との顔合わせはダブルデート「馴れ初めとかは聞いてもいいの?」
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All you have to do is stay with me 難しいことは言っていない
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高速道路を高速と呼ぶようにわたしのことも当たり前にして
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家蜘蛛は何を見て食べ住んでるの?家主見ながらムシャムシャしてる?
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胸の中を掴まれる感覚が好き。寒い日に吸う煙草の話。
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いってきます 直後にオクラの 花吹いて 呼ぶので駆け寄り 共に眺める
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太陽に 抱っこをせがむ オクラの葉 待っててと言い 水をやる八歳
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素麺を茹でるが苦にもならぬ日は素麺食う程暑い日でなく
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ザアザアと降ってるじゃないいい音だ洗い流そう心の垢も
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ほてりをる大地に 涼をもたらせし 残暑に耐えたご褒美の雨
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気持ちじゃなく心が少し痛いのは風が運んだ過ぎし日の翳
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信号にかかりまくってる偶然は大きな不運のガス抜きだからね
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