弱音吐く 大丈夫?って 電話くる そんな親友ともが ひとりいればいい
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1週間仕事を終えたこの時間 体力の限界!起き上がれない
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カーテンをければそこは銀世界 白一色でえがかれた朝
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雪だぁ〜って子供みたいに踏みつける サクリサクリとリズムを刻む
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通り風 俯瞰で感じた 実り空 ヨダカの鳴き声 聞こえた夜
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あらーむがなる鳴ると 「ちま猫あらーむ」も おこしに起こしにくるよ ニャーンとないて
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「あけおめ」ときみに言われて気が動転 ここからロマンスがはじまるの?!
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お年玉もらったせいかいつもより 君が祖父母に愛想振りまく
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空に放った歌声が雪に変わった 君の片手にカイロを命ずる
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雪がチラついて怯える同僚はわたしみたいにコーヒー啜る
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もうすぐに 別れが来るとは 知りながら 知らぬふりして 日を過ごし帰る
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トッピング好きなの乗せな カレーライスを幸せにしたげるつもりで
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幸せは 歩いてこないと 言うけれど それなら降って来ればいいのにな
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泣きだした私を、いずれ泣き止む私を、誰にも触れさせたくない。
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何点?と 互いに聞き合う この日々も もう終わりかと 1月8日
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はるが来るそのことだけは明白で純白さには罪がきせられ
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薄曇り 心も曇り 灰一色 ならぬならぬと レモンをかじる
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約束の時刻はとうに過ぎひとり西日射し影伸びてふたり
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トンネルを抜ければそこは雪国 嘘も隠せぬほどの静けさ
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走るきみを追いかけた十歳 摺り足のきみを待つ二十二歳
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この可愛いノートに似合う内容が思い浮かばず一生使えず
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離れには布団やシーツの置き土産片付け春まで延すとしょう
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準常連・パン屋のご主人に 顔を見て「あ」て言われた(笑)「野菜サンドの子」?(ねこ髪留めの子、かもしれぬ(笑))
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「ねこ母にとっての初雪」ひらひらと舞う中 パン屋と郵便局へ
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我がいえは雪国よりも寒いかも 中途半端な暖房のゆえ
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強き風大きく揺れる電線に三羽の雀一月の空
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お見舞いや付き添いばかりで 入院を夢見たけれど 夢にしておく
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スケキヨのように凍った湖で死にたいくらい冬が好きです
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歯を抜かれ 意気消沈でふと気づく 抜かれた虫歯 持って帰るよ
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セルフレジ ブザーが鳴って通らない 期限切れでも 俺はいいけど
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