寒い朝 早く目覚めて気がついた ねこは枕元行ったり来たり
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旅立ちの 朝はスッキリ 晴れ渡り マイナス8度 でもかまわない / 南へ行くから
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今は亡き祖母の暮らした 下町の 目と鼻の先には スカイツリー
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直感で浪漫をけるAIが兄を殺せばゆるせるのかな
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春風はが垣よりか吹き来らむ梅ケ香匂ふ雪散らしつつ
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緑食むグースはダウンの中身から春告げ渡る鳥へトロント
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ヨーグルトポムポムそれはヨーグルト食べるポムポムプリンでしょうか
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ごろ寝する大きな背中が呼び覚ます三歩後ろを追いかけた日々
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花冷えて霞の衣待ちぬれど白粉つける初春の朝
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聞いたことない言葉だがあるのかななごり霙やなごり霰は/今降ってる
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本当に昭和の上司ひどかった 「欲せざること」部下に「施す」(凡人さんへ)
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アンコール一回だけはお約束 またも戻るか野暮なこの冬
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持ち帰る仕事を命じ付き合えと酒席に誘う昭和の上司
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近く見る力士はただのデブでないまるでぽんぽん跳ねるゴム鞠
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朝マックコーヒーたっぷりありがたい ハッシュドポテトお前は少ない
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見慣れない白く染まつた町をゆく三寒四温の落差にふるえ
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ワイパーの速度を上げる夜明け前雨から雪にうつらう彼岸
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凱旋の野球の神が閉塞の大和のそらに風穴をあけ
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白球とアオハル達の春がきたbe togetherが夜風にながれ/健大高崎初戦突破
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息白く 三寒四温を 感じつつ 目の前の春を 楽しみに待つ
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泣き虫な 弥生空より 白き雪 竹割るる音 響くお彼岸
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老木の梅のはなびらはらはらと地に落ちて見ゆ美宙みそらの蒼き
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よそいきの声の会話は弾まずや この春良い人卒業とする
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水温む 桜の便りが届く頃 三寒四温行ったり来たり 
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あなたにはもうバレているの私の想ひ?まわりの人にはきっとダダ漏れ
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寝落ちしつつ交わしたリアルおやすみあなたの声がリフレインこれ以上の贅沢望まぬ
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カレンダーに縛られぬ日々もう時計すら関係なき日々となりけり
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恋心 わからん訳ではないけれど もうよしなさい還暦間際
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あと3時間 目覚ましアラーム設定し まだ飲んでいる水割り霧島
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足元は ふらついているのにまだ眠れず もう何杯目かの黒霧島
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