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折れ萎える毎にはっきり見えるから私の中の無碍の慈愛が
9
ラブソングみたいな空だ冬風に星瞬いて輝く空は
51
教団に収奪されし国民は 保守するうちに数えざりけり
4
泣き方や笑い方まで忘れ果て氷のような手のひら
擦
(
さす
)
る
17
伝書バト荷も重くなる寒き
文
(
ふみ
)
ふるさと目指し低空飛行
15
雲厚き睦月の空に寒雀飛び立ちゆけり薄き陽の中
38
街路樹が大きな声でピチピチと鳴いてゆらゆら左右に
揺れる
(
おどる
)
/冬越す小鳥
9
あいらしいふくら雀が陽だまりにころころ並んでピチピチうたう
18
生きていていいのかしらと萎縮する心なき娑婆冷たき世界
13
「それじゃ、また」「うん、じゃあ」それで終わるなら恋は山頂下りがあるのみ
12
この世界われにとっては生き難し光あたらず新月つづき
14
この雪は貴方の街にも降るのかな そのくらいでいい、二人の交点
10
寒空を見上げることしかできぬから 「負けるな」の文字も、今はこのまま
9
なんとなく気持ちの塞ぐ
一日
(
ひとひ
)
でも 変わらぬ夕景 慰めとなり
29
パンジーの上に積もった雪をはらう花の黄色に元気をもらう
27
群青の空へ浮かんだ滲む月笑っているか泣いているのか
18
昼休み 売店で買うお菓子食べ 皆とおしゃべり やわらかな
時間
(
とき
)
30
ひとり漕ぐ 眠れる街の赤信号 守る背筋を月は見ている
17
キャンパスで始まり終わった青春を 孫、春から上書き保存
20
大海原を目指す雨粒はされどあなたに寄り添う事にした
8
君はいま 根を張る時ぞ まっすぐに 遠慮捨て大地ふかくへ入れ
15
病院に併設されたデイケアで提供されるお昼は絶品(病院食最高!)
30
月影を覆ひぬ
雨催
(
あまもよ
)
ひの帰路 頬に一滴 寒夜の涙
28
ニコニコと 微笑むことが こんなにも 簡単だとは 思わなかった
4
ギスギスと 争いばかり していれば 顔も強張り 心も萎える
5
デイケアでズンバを踊り心地良い疲労と汗に笑顔こぼれる
33
いつの日か 小説書いて みようかな 心を癒す 芥川賞
6
昔の絵 写真撮りて 眺めれば 楽曲に付け オーディオマックス
4
二台ある パソコンの位置 変えただけ 気分が違う そういうもんか
4
一年生 一年経てば 二年生 純粋にして 面白き頃
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