アパートの入り口いくつも小砂山こすなやま 地下でアリさん小部屋いっぱい
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黒豹は 静かに休む 春の中 目覚め上がるは 天の土俵に
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バス停に 長き列あり ゴッホ展 出会いを前に 春きりりとし
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朝かっば観ると解れる朝モヤが「ははんははん」と生きてもいいね
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春陽しゅんようもと 露天の湯に浸かりつ眺むる 白き馬酔木あせびの満開
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ねぇ聞いてダウン羽毛コートがへなへなよ洗って台無し「んもう家着ね」
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探してた モノじゃないのを 目っけては 思い走らせ 時間旅行
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幻視するソメイヨシノの花筏 風なほ冴へる真間川の橋
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袖口の汚れた白のワイシャツを むき出しで着る男の哀れ
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白無垢の祈りを包む木蓮のつぼみ食らわれ亡骸の空
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未来への夢と希望に満ち溢れ 不安一片も無し 4月からの孫 /進学おめでとう
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賽投げて 八十億人 通過して 巡り巡りて わが手の中へ / 世界人口百億人時代?
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恥ずかしい? なに言ってんの やり切るぞ 恥ずかしがるのが いちばん恥ずい
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いにしえの アメリカ映画 観た帰り 電車の中で 心リピート
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別々の道もまっすぐ進むならいつか会えると皐月の晴れよ
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迷ひつつ初の試練をクリアして階段登る君にエールを
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今どきの 卒業式の風物詩 笑顔はじけて手に手にスマホ
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すべてを話す ときめく靴と 幹線道路で爪弾きにされるので
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夜勤三度目の便所訪問に 豚ラーメンの怨み味わう
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おなじ空ながむる我もかき暮れて心ひとつに惑ひぬるかな
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道まよふ行く末ならば我が袖を引きて導かむ暗き宵をも
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風待ちて雲の晴れなむのちの世はさやかに照らす月を見るらむ
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宵の空 雲立ちわたり月かくれ行く末さへもおぼつかなきかな
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我が子への幾多の淋しさ与えたるこんな私を母さんと呼ぶ
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何年も消息あって暮らせない母の障害『病気』と信じた
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よその子が親子で食事をする姿ストローつまんで見ていたと聞く
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みーちゃんが来てくれるからおばちゃんは罪滅ぼしが出来る気がする
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今世だけ  あなたといられる幸せを  噛み締めてるのよ 来世は地獄ね
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無くなった 日用品 買いに来て お菓子コーナー ついついチェック
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真夜中の駅の喫煙所の方から、誰かが激しく咳き込む声が。
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