されど今 君に出会いて ほっとする 貧しいゆえに 理解し合える
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人間は 生まれ落ちたる 星の下 貧乏長屋 ビバリーヒルズ
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誰か来て こんな不憫な 人達を 救ってほしい なぜか叶わず
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不幸だな 君の話に 涙する そんな自分も 不幸だったな
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過ぎてゆく夏の墓標として麦茶ボトルは減らず静かに冷える
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夕暮れと夜の境を通知するような一番星の哀愁
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ブローチのように麦わら帽子へとトンボあなたを風景にして
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教会へ差し込むひかり穏やかな虹を編みゆくステンドグラス
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幸せな 人を見る時 ふざけるな と叫ぶ自分 に恐怖を感じ
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無理してる 君の言葉の 奥底に 深き悩みが 横たわってる
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よく話す 君の声聞く この時間 至福の時か 危うき時か
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勇気持て 神が導く 細き道 危険に満ちた この世の旅路
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虫の音の聞こえくる庭 蚊遣火の煙ながれて夏ひきもどす
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検診を終えた体は掬われていつもの日々に放されていく
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この野原 歩きし人のたおれしか 踏みあと道に草生い茂る
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水匂う両手のなかの海さえも漣打ってやがて涸れゆく
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校門がいつでも空いてる我が母校校庭で寝る孤独を感じる
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あんなにも元気だった夏の葉も雨に打たれるそういう季節
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「やるな」って言われた仕事をやらされるこんなもんかなそんなもんだよ
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仰向けに倒れ見上げる空眩し ここで休むよまた会おう世界
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輝くに最適な距離がありまして 過去も痛みも僕もあなたも
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国策に振りまわれぬよう生きる 指針は内にコロナは消えず
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お達しは含みがあると鈍いので全国一律全数廃止
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天高し小田和正の澄んだ声 千切れた雲は一つに契り
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知りたくもないのにカーナビ言ってくる メンズバレンタインとは何ぞや
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金なんて少しでいいと言ったけどランクが上の酒は呑みたし
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苔生したコンクリートの沈下橋犬駆けぬけて我立ち竦む
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ヒトのためなどに降るのではない雨に一方的に感謝するヒト
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君と僕 越えてはならぬ 垣根あり 遠くで見てる 指を咥えて
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冷たきは 厳しきこの世 吹く風よ 愛の火でさえ ように吹き去り
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