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夏も暮れまだ飛び立たぬ雛燕ぼくらは時季をのがしつづける
4
ひらはらと 点滅をする 言の葉を 留めてくれぬか 夏用シャンプー
6
蝉時雨 煩い程に鳴きここに殻を残していった面影
10
ひと夏を塊にしたような雲雨を降らせや大雨降らせ
3
オルゴールみたいにゼンマイ回したら歌を歌うよはんぶんにんげん
4
この時間
(
スキマ
)
往復できるものならば そんな考えも頭をよぎり
2
夏の日に香水かいにデパートへ新たな香りであうたのしみ
4
青空がブラインド越しに描いた夏の残像染まる左手
2
スタジアム 沿道で聞く 歓声を 切り裂き響く 金属のおと
3
妻の声 新たな気づき 感謝する 高なる声に 腹の立つとも
1
眠ってた彼がむっくり見を覚まし 俺の
短歌
(
うた
)
は?と催促された
3
よこたわる シーツの下で うごめくは さてはゴキさん いやセミのつま問い / 昼ほしたシーツ
7
梅雨明け宣言日、大暑お見舞い申し上げますか。暑い。
2
過保護気味の母の眼差し 無き猫
(
こ
)
らよ 再会の日まで どうか健やかで
5
反対をする事自体が目的や理由であるなら議論は不毛
6
駆け上がり 滴り落ちる汗の粒 つづら折りとの 真っ向勝負
8
夏の午後 まだ見ぬ君を 思い浮かべ 中途半端な 愛を求めるな
1
いつもより厳しい夏になりそうで髪を短く短くしました
13
池の端鳥が水浴び戯れる千客万来梅雨明け猛暑
6
寝台に 横たわってる キミのこと 上から見下ろし 生を感じる
1
身に覚え無き青アザの原因を 思い出すまでが 脳トレとなり
15
一階で降り 鍵かけた? 直前の記憶失くして 九階まで戻る
12
神様にこんな時こそ話したい 実家
(
いえ
)
にて祈る しずかにひととき
4
引っ越しで
埃
(
ほこり
)
でくしゃみ止まらない 鼻毛抜いたら止まった息子
4
泥のよに 猫
(
タヌ
)
と眠りし 6時間 母がおらずに不安だったか
4
この春の桜を共に見し
汝
(
なれ
)
の視力失せしか 忘れじの色
14
村雨
(
むらさめ
)
の
雫
(
しづく
)
のはしる
竹羣
(
たかむら
)
は
束
(
つか
)
の
閒
(
ま
)
かすみ
烟
(
けぶ
)
るやうなり
2
北の国 娘ら集まり 花が咲く 元気もらいて 二人で歩む
3
大雪山 今日も挑みし 貴女らに 勇気もらいし 我奮い立つ
2
葬儀社の資料取り寄せ見比べる人生最後のショッピングかな
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