ストレスが減るチョコレート口に投げチョコより煎餅せんべい欲しいと気付く
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未練なく終わらせた気でいたくせに指輪を落としてかく冷や汗に(笑)
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終電を逃す経験してみたい錆びた線路が足下でうたう
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漆黒の空を見上げる新月はいずれ現れ私を照らす
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同じように 炎にくべられたとしても 君のようにはなれないからね?
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「巫山戯るな」「悪趣味な奴」「冒瀆だ」優美な鳥の籠の中から
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酔い回り 行き着く先は どこへやら 考えたとて いつもと一緒君とのLINE画面
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白いろをミルクいろって呼んでたねやさしいきみをココアに溶かす
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あひるの子浮かぶ水面に蓮の花 飛び立つ朝の彩度はおなじ
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若年性青い鳥症候群として産声は夜明けを裂きぬ
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声なんてもう要らないよ 君にだけ届けばいいと思ってたから
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おとといの夜にあなたを知ってからずっと左の小指が痛い
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ひたすらに 横顔きれいな人でした 僕はそれしか知らなかったけど
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波のように電車に揺られ帰りゆく沈む夕日が秋を告げおり
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悲しみは肺と連動するという 声を出せない僕ら、ひそかに
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ぐちゃぐちゃにぐるぐる回る 煮詰めすぎ濁ったジャムと脳味噌の中
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金曜を咲かせるための腐葉土として横たわる僕ら店員
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この地球青いまんまでいるならば僕ら幸せだと決めつけよ
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ひたすらにただ泣くことにも疲れたら温かいうどん食べて眠ろう
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「この手紙、遺書みたいだ」と笑ってた その声で生きようと思った
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墓石に触れあたたかさを感じるなんてこんなの裏切りじゃないか
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ささくれた僕の親指からめとりキスで逃げてくきみは純情
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手のひらでしゃりりと鳴った君の頬 色も産毛も桃のそれだね
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りんどうは秋を愛する花だから 風と月光全てこぼさず
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ひたひたと雨の降る日は声だけが響き寂しい海月になりたい
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この心のぞくことができたなら 爽やかな風吹くのだろうか
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爪先をあなたの色で塗ってみて似合わないのがなぜかうれしい
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流れゆく熱くて緑で白き神 朝、食道に清き御茶漬け。
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残せない 君のメールを 消すときの 張り裂けそうな 俺の心臓
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わかんねぇ俺を例える動物が強いて言うならホモ・サピエンス
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