Utakata
登録
Login
aikoW
フォロー
0
フォロワー
4
投稿数
25
カイワレの根元を切って窓に置く ぴょロリと伸びる三日目の朝
10
雨降って今年の春も過ぎていく花びら舞う朝 新しい靴
8
インプットアウトプットの割合を考えてみる春の宵
5
ふうわりと積もる今朝の結晶をどうにかシャメして駅に急ぐ
4
日の入りが、早くなったね 雲に残る ピンクの夕映え あしたをおもう
11
やっときた 秋の空気にくしゃみして 大布団だす パジャマ着る
8
友だちがなくなったって そうやって年はとるんだけど、やっぱ早いよ
5
真夏日も 空はちょっぴり高くなる 秋を連れてきた ゆうべの嵐
9
どの窓を探してもない音花火 こころざわめく夕げの支度
9
アスファルトがまだ放ってる昼の熱 冷えた体にまとう帰宅路
7
ささくれはパートナーとの関係性って女性誌がいうクリームを塗る
8
クローバーの香りにふっと思いだす ながいはなわを、編んだ原っぱ
6
藤の花 今よと伸びて むらさきが 森を飲み込む カッコウがなく
5
ドライブの車窓にみえる藤の花だんだら模様 森をのみこむ
7
お休みはあっという間 目覚ましを、いつもの時間にセットしなおす
5
満員の改札を出て快晴の富士山のあり授業開始日
6
春の雨は 夜の空気を閉じ込めて 海はあったと 思い出させる
4
首もとにピンクのスカーフひらひらと少し冷たい春風の朝
6
祈りながら
軌跡
(
エッジ
)
に君は花を咲かす あの日の星はそう、降るようだった
2
シューっといって水を吸う植木鉢 新芽が伸びる音なのかも
3
うたた寝の満員電車ガタゴトと不意に広がる湘南の海
9
君の努力を代われないから五円をつくってお参りに行く
1
花言葉は合格というラナンキュラス一輪買って吉報を待つ
4
どれひとつわざなんてことはない。何割った?って、家族じゃないよね
1
割れ散った玻璃の杯片付けるゴメンもないのはあんまりでしょう?
1