真円が五月最後の夜を照らす ほんのわずかな秋に似た夜
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ひと夜漬けコバルトブルーの茄子の肌 明日の朝には糠を洗はむ
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暑さ故 エアコン点けて眠る夜 朝のだるさを 忘れがちなり
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おいしいもん太るよなんてヤボなこと言わない君と食べる別腹
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石鹸で頭ゴシゴシ お湯ザバーッ 泣いて咽せたよ 父さん…父さん…
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振り返り 仕事以外の時間には 何をしていた?なんもしてない!
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洗濯機を4回くらい回してる なんぼでも乾く季節のご登場です
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締切が 今日の仕事が 後二つ 珈琲一口 気力でパソコン
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隣席に 貴女が笑顔で いたのなら 疲弊し心も 踏ん張りきくのに
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足を止め香り楽しむ車輪梅 そばのベンチでしばし一息
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ただ眠り 眠りたやこの たましいの 漆黒の闇に 浮かびまろびつ
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茜色のお花畑や鱗雲 天空美し夕まぐれかな
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蝶の如花びら揺らす甘き香のスイートピーは色とりどりに
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なんとなく 疲れて寄った カフェの席 パソコン開く 気力乏しく
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雪害か 枯れ朽ち果てり 月下美人 母へ送れぬ 今年の写真
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見渡すは 天にひれ伏す 臣民よ 捧げられたし 骨の髄まで
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ゆらゆらとエノコログサが揺れている一輪挿しとありし日の猫
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見上げれば白夜のような月明かりローズムーンは孤高に香る
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灯したる 蚊散らす煙 ただ青し
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アイスとか二つ選んで奢りあう胸の微熱を消さずに進め
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週末の孤独な夜を持て余し星を探せど瞬きはせず
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ふたりで望み見守りたかったのはきみの命日などない世界
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改札でさよなら言おうと言う君にキャンディーかんで告白をした
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初夏空に 浮かぶ白雲 リプルマーク
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麦の海 揺らして渡る 夕嵐
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日は長く 影も伸びゆき 我怠惰
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遠き日の 祖母の家なる 南風ひとつ 畳の上に 身を落として
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電話から聞こえてくるのは元気な声何よりと母との電話切るわれ
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梅雨前に 夏バテしてる 人もあり 大統領の 熱さ溢れて
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「改革を」 響き渡りて 喝采し 要らなくなった 人や物消え
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