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真円が五月最後の夜を照らす ほんのわずかな秋に似た夜
13
ひと夜漬けコバルトブルーの茄子の肌 明日の朝には糠を洗はむ
21
暑さ故 エアコン点けて眠る夜 朝のだるさを 忘れがちなり
7
おいしいもん太るよなんてヤボなこと言わない君と食べる別腹
28
石鹸で頭ゴシゴシ お湯ザバーッ 泣いて咽せたよ 父さん…父さん…
15
振り返り 仕事以外の時間には 何をしていた?なんもしてない!
8
洗濯機を4回くらい回してる なんぼでも乾く季節のご登場です
17
締切が 今日の仕事が 後二つ 珈琲一口 気力でパソコン
25
隣席に 貴女が笑顔で いたのなら 疲弊し心も 踏ん張りきくのに
22
足を止め香り楽しむ車輪梅 そばのベンチでしばし一息
33
ただ眠り 眠りたやこの
魂
(
たましい
)
の 漆黒の闇に 浮かび
転
(
まろ
)
びつ
22
茜色のお花畑や鱗雲 天空美し夕まぐれかな
19
蝶の如花びら揺らす甘き香のスイートピーは色とりどりに
24
なんとなく 疲れて寄った カフェの席 パソコン開く 気力乏しく
18
雪害か 枯れ朽ち果てり 月下美人 母へ送れぬ 今年の写真
24
見渡すは 天にひれ伏す 臣民よ 捧げられたし 骨の髄まで
11
ゆらゆらとエノコログサが揺れている一輪挿しとありし日の猫
27
見上げれば白夜のような月明かりローズムーンは孤高に香る
17
灯したる 蚊散らす煙 ただ青し
5
アイスとか二つ選んで奢りあう胸の微熱を消さずに進め
13
週末の孤独な夜を持て余し星を探せど瞬きはせず
16
ふたりで望み見守りたかったのはきみの命日などない世界
6
改札でさよなら言おうと言う君にキャンディーかんで告白をした
21
初夏空に 浮かぶ白雲 リプルマーク
2
麦の海 揺らして渡る 夕嵐
5
日は長く 影も伸びゆき 我怠惰
3
遠き日の 祖母の家なる 南風ひとつ 畳の上に 身を落として
8
電話から聞こえてくるのは元気な声何よりと母との電話切るわれ
14
梅雨前に 夏バテしてる 人もあり 大統領の 熱さ溢れて
13
「改革を」 響き渡りて 喝采し 要らなくなった 人や物消え
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