目標を見失いかけてもう泣こうかな思うより句を歌を詠む
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さりげないあの一言が離れないあれは一体どんな意味なの?
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殿さまの優しさこもるお人形 姫さま笑うお顔はいかに/「大内人形」を詠む
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天然の馬鹿と言われし我思うならば私に関わり持つなと
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空気読め行間読めと責められるそんな能力私にあらず。
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稲妻で コメが豊作 そう信じて 生きてた時代も 生きてきたね
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肌寒い朝も貴方の温もりで頑張れそうだお天道様
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What an old lake古池や The frog jumped into it蛙飛び込む With sound of splash水の音
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無意識に犬を挑発したのかなまた噛まれたが古希は止めない
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白鳥よ群の仲間も渡れたか あと5分だけ鳴かず寝かせて 
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鏡像が己をギリと睨み付け ぷくりと腫れた髭をほじくる /「埋没毛」
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僕ったら世界でいちばんナルシスト わざわざぼく凡愚に産まれてやった
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思い出す一言一言考える 思い悩んで恋の迷子に
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バァバァが みちにふしたる こつじきに むすび施すゆめみてめざめ
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父と子が自転車乗れたとハイタッチ何年経てども思ひ出光れと
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アイコンをワンクリック!で立ち上がる縦書き画面に一首も浮かばず
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雪を掻く シャベルの音に目を覚ます 降りやまぬ雪 恨めしきなり 
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天道は是か非か問うた十五歳 証明のためナイフを手に取る
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背丈超え道沿い続く雪壁は防雪柵の代わり務める
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宇宙から見れば小さな悩みって他人ひとに言うことじゃないと思うよ
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リビングの間接照明増えていくここは誰にも落とされない孤城
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こんばんは ねむれない夜きみだけのために魔法を見せにきました
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とりあえず生きて一応人と成るされど私は三月生まれ
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さよならとまたねを繰り返して今日も記憶の奥に夕焼けと君
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会ったことない友達の友達の悪口を聞く新月の夜
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こころに咲く あかい花をば励みとす 明日は今日よりきっと良き日に>「小公女セーラ」より
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新春の 生まれたばかりの 朝日浴び 生まれ変わってくれるか私心
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人生はささくれみたい丁寧にケアしてないとすぐ荒れるから
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染められた黒みたくわかりやすいな、貴方は私の天使だよずっと
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ぼくはこのように生まれた。みにくくてはずれたぼくのままで生まれた
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