青春に代わる言葉が欲しい今わたしの春は何色だろう
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目の前を気ままにわたるシャボン玉いこかもどろか風は語らず
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親父ギャグすべりて見上ぐ西空の明き雲居は笑ひて待てり
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今夜何 作ろうかなと あれこれと スマホ駆使くしする 君来る夕餉ゆうげ
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馬鈴薯にき包丁の刃元あて病巣削ぐごと小さき芽を取る
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逢いたいと想へば想ふほど遠く あの日も星がまたたいていた
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狗鷲の荒き心を宥めつつ鳶と和らぐ空をこそ見め
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唯一の生き残りである曽祖父は語らなかった杉沢村を
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亡き妻を歌壇で偲ぶ短歌あり 心新たに妻愛そうと
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楽しみは夫と子ども寝たあとに一人で食べるハーゲンダッツ
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釣瓶井戸 滑車の音に 目を覚まし 米研ぐさまを 猫の見て居る /井戸端猫
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紫外線 浴びて劣化する ベランダの ピンチの如し 我が脳味噌は
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柿の花うちの木の下落ちてないさすれば熊も来ぬか秋には/ならない
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しあわせであたしの肺を埋めさせて あったかい手でちっそくさせて
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どことなき 香りに気づき 立ち止まり 仰ぎて高し 泰山木は
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手抜きせず 軽量カップ 使う君 頼りにしつつ 時に煙たい
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あやめ草あやに惑へる心根を引き忍びては這ひ伏しもぞする
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あやめ草え引きとどめず思へどもにも泣けねば山ほととぎす
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紙漉きを手習いすれば尊きと今更気づく祖母の文束
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断捨離が苦手なわたし だからかな あなたのことも抱えたままで
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臘梅って言葉頭が重すぎて歩きにくそういつか介護してやらな私は
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空っぽの白い皿におばけとかしにがみとかやすめばいい 箸をおく
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次々と新たな方法試してる良いか悪いかそれは知らない
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放課後に地球を守る秘密基地シーツを透かすトーチ懐中電灯の明かり
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五月末 涼しさを ゴーヤに託し 今年も植うる 緑のカーテン
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帯状に流るる雲と涼風と 終はる皐月を照らす月輪がちりん
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ベランダに植えた小さなバラの苗 初めて発見 つぼみが一つ
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ガリ版の金釘文字にジョンレノン歌えばつなぐ夜の教室
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きさらぎ駅検索したら見つかった、えっ!なぜ誰も見つけられない?!
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垂れ髪をバサリ切るに似てひやり生け垣断てば未練に満月
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