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シャトレーゼ アイス食べたら 怒られた 一日二本 食べたらあかん
3
青嵐
(
あおあらし
)
連れて来たるは あの人の
莨
(
たばこ
)
の香りと 新しき情
6
棒飴を子供がねだる秋祭り僕振り返り君は小走り
7
洗面台 狙い定めてひと叩き‼️ …虫に逃げられ鏡に手形
25
老親の手を引き二人散歩する昔は母が僕の手引いて
13
天に向け
気霜
(
きじも
)
を吹きて 時節知る 日射しが白を そっと消したる
6
吊るされて寄り添う影は青い渦 智慧はただ風 苦海の波間に
9
川面にも流れる想い浮かび行く果ては海まで届けと願い
6
合いの手を入れる漫才寄席の奥暖簾をめくりコンビながめる
8
野分け後にやっと満ちたる園の池それと飛び交う
蜻蛉
(
とんぼ
)
や
蜻蛉
(
とんぼ
)
25
ないはずの 質量感じる 陽の光 地面に現る 分身を踏む
11
馬鹿息子西瓜送って返事無し金の催促ないだけ良いか
10
美味なお茶抹茶茶碗を傾ける手の名物をじっくり眺め
6
パソコンのログインパスワード10文字の記憶うすれしも指は忘れぬ
8
エアコンを神とも思う なれどなお あにはからんや熱風の出る
11
信号で日傘たたんで潤して一首メモしてまた風に乗り
13
気持ち込め「お先にどうぞ」とリンリリン ベルも言葉が喋れるのかな?
8
大人にさなりたての牙で噛み付こう九月のぴんと晴れたこの日に
9
島国の高温多湿な本邦で
日毎
(
ひごと
)
の風呂ぞ人権と思う
17
二万円あの二万円どこ消えた総理大臣誰だとしても
15
真夜中の窓をうつ風秋空と鈴懸の葉をのこし去りゆく
15
ドリップの銘柄迷う アラカルトセットの楽し 秋来たる朝
14
この街の屋外プールは明日までで 家族連らが最後の夏を
16
入れ墨を
背中
(
せな
)
に隠した若者が Tシャツを着てライフセーバー
21
同窓へいつも以上にしゅっとした「御中」の字であらわす気持ち
11
トマトあらう 水もぬるくはなくなりて 長月6日 けふは寅の日
18
チビ猫は けさは「ろいず」の チビ猫で かべにうつる かげまで ねこみみ
17
ねこの手を にぎって 心地良く寝落ちした 目覚めさわやか 本日快晴!
20
夏季休暇終了同時告白後失恋全治二十四時間
11
囚われない心の檻にも世間にも戯れ遊ぶ童のように
10
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