深山より天狗の化身現るる睥睨すなる狗鷲の誇り
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深山より天狗の化身現るる猛き狗鷲威容誇りて
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今時の 親子喧嘩に難儀あり 我が子育ては任意同行か 
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朝の陽の白き躑躅の切なさに君の確かな温もり思ふ
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岡山の息子夫婦に招かれて旅立つ妻に「楽しんでこい!」と
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通り雨 しづく伝ひて 紫陽花の 花の音はらり 水面にひらく
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週明けは 六月になる 見込みです 暦予報士 曰く九分九厘
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知らない街 知らない店で コーヒーを飲む 知らない人になりたい
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細き芽に育つ奏での鈴花の音を待つ日々のカンパニュラかな
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もち米を餅に変えるは「既定路線」と 泣いた少女が作るいももち
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毎朝に 卵かけ飯 食みし吾は丈夫に育ち 有難う母
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お休みのメール送れど眠れずに良い夢を見る如く詠み更け
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自転車で峠を下る疾風に乾いた汗で顔はザラザラ
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落ち込んで 外の空気を 吸いに出て 光る月と 笑ったカラス
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連れ立って 花火行けども 勇気出ず 幸せなのは 私だけなの
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眼が痛い たまたまあった目薬がこんな優しく沁みる眠前
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この温度 数ヶ月前 暖かく 今この温度 ちょっと寒いな
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梅の実が風に吹かれて落ちている今年も梅の仕事は休み
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いた ということのすごさは 果てしなく あの子のいない身体を 包む
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真っ暗なお腹の中にいたもので ひとりぼっちのさみしさと寝る
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いにしへの けぶりの絶えし 名残にか 行く末も見えず 霞む夏かな
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止まらない 時を止めてと願うなら あなたとはまだ 結ばれないまま
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いつの間に今年も芽吹く十薬をははを思いて煎じてみよか
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なにもないそこにはなにも美しく形骸化したクレーターだけ
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言い訳と ウソを丸ごと 飲み込んだ 私の顔を 隠せぬ 前髪
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まなうらにうつろふ花を抱きとめて過ぎ去るものはいつまでも
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ボイジャーが涙ながらに「帰りたい」と言ってきたなら あなたはどうする?
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年ぶり足立花火大会屋上花火は見えず音から想像
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もし君が 私に興味が ないならば 突き放してよ 嫌いと言って
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傷を掻きむしること、髪を触ること、だめな癖だけ増えてゆくこと
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