昔より垂れてきた頬を見てたら目が合って若返るははおや
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あんみつと みつ豆並べ 違い知る こんな平和に 嬉しくなるよ
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人肌に冷ませと料理の本にあるもう忘れたよその温かさ
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糸玉を編んでほどいて 人生も 手仕事だけがしあわせの鍵
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エアコンの二十八度の冷房を今つけたならどうなるのだろ
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帰っても帰りたいとは何事か わたしのほんとのおうちはどこに
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柔肌やわはだが「まだかえらない」と砂握すなにぎり 黄昏たそがれてゆくそらわたし
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あめのひは えものがいないと しっている だからねている ねこのほんのう
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ブランコで風に歯向かい進む足 そうよそのままどこまでも行け
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渓谷のぬる湯自慢のあの宿で雪見酒して一日浸かれば
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関節が ぎちぎち軋む冬の日々 あの山奥の湯治場思ふ
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寒空に カラスの声が 響きおり 静かな午後に 筆を走らせ
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ホッ豆乳 めんどくさい日も ありまする 味は一緒だけど手がつめたいわ>大豆イソフラボンは摂ったどー
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冬なのかそれとも春かまどひつつ風はつめたい日だまりに鳩
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布を突き糸をシューっと引く音が 静かに響き刺し子進める/今日まで自宅療養
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味わってわかり合うこと叶わずに 流されていく シンクの中に
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何気なくほめられるって嬉しいね もう単純に気持ちがアガる
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ほんとだよ 女の武器は涙とか 思ってないのに 止まらないんだよ
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今日の日は貴方を探す旅に出る 1年前に待ち合わせた駅
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もう一回やってみなって母の声何でも出来る魔法のようで
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アオハルはいつまでたっても青い春 10代のあの日も50代の今でも
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ほらごらん視線の先にいつもある君に見せたいたくさんの愛
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人類は猫砂飛ばす案件の解をいずれは得るのだろうか
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黄昏のガウンを纏ったきみの手が抱き上げあやす月のあかちゃん
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後輩に声を掛けるも生返事 最近耳に補聴器発見
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黄昏は 気だるさ安堵 連れてくる ホット一息 タバコとコーヒー/お題「黄昏」
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人生の 黄昏迫る 歳になり まだまだ夢は 捨ててはいない/お題「黄昏」
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黄昏の ビギンを聴いて 帰路につく 雨上がりの匂い 恋の想い出/お題「黄昏」
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起業して 生き残るのは 3%だけ 華麗なる賭け スリルが快感/お題「賭け」
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賭けごとは 二勝一敗 ちょうど良い 負けて勝つのが 真の勝負師/お題「賭け」
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