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年々に 力抜け落ち 箸落とす 老境の
掌
(
て
)
つくづくと眺めおり
8
ストロング スパークリング ガラナ開け ギュとくる勢い 議案書作り
25
久方
(
ひさかた
)
に 訪ねし叔母は
九十歳
(
ここのそじ
)
施設の暮らし 幸せ と
笑
(
え
)
む
27
ほの暗い体育館で次々と杞憂を平均台に並べる
13
子の土産 夫婦茶碗に 茶を注ぐ 黒縁写真と 朝の一時
26
「徐脈だ」と胸に耳当て笑う君 これでも充分どきどきしている
10
詠む人の想ひ伝わる 美しい歌を 「いいね」の拍手で
讃
(
たた
)
ふ
25
コンクラーべ 根競べと音が似て 様子も似てると毎回思う(4回目見ます)
14
植物の勢い勝る木の芽時 気圧され狂う人の脆さよ
14
口上手嫌いだけれど最後までだましてくれるなら赦してもいい
5
私が自分を思うようにただ私を思う人がいたなら
5
キッチンの一輪挿しにさくら草 小さきルビーの光を君に
28
花散りて 若葉芽吹きし梅の木に たわわに実る夢ふくらみぬ
19
母さんの食事介助をする度に寄ってくる猫何当てにして
18
悪よりも 正義の方が 怖いよね 不意に息子が 俺に問う朝
12
この部屋じゃないがピッピと鳴るエラー鳥だと気付く早朝の音
20
誰にでもおそるおそると触れ合って「へっぴり腰」の教科書にのる
5
ぬいぐるみたちと毛布をわけあってページをめくるねむれない
夜
(
あさ
)
14
ウトウトと いつのまにやら うたた寝を 二度寝三度寝 こんな時間に
7
風さんはうっかり運ぶあいつらのロクでもなくもない人生を
5
夕立がシャツを濡らして肉体はぼくと世界を分けるきっぱり
5
ごめんなさい、言葉にするもおぞましくでもまだ家にある君の髪
5
指先を少し濡らしてあなたへの切手を貼っています夜です
4
季節外れの雪の歓びを知る人の思いの熱さで打ち上がる花火
5
ごみ袋使えなくなる情報を知らぬ娘に渡す広報
18
ゴミ袋変更なれど店に出ぬ買い置き袋は命拾いする
13
どこまでも満たされないで走る背を 追いかけ捧ぐこの一雫
6
予告なく来たらシャワーと夕ご飯だってあなたと母娘ですもの
20
軽く薄く白くなりゆく父母の あらゆる重みを我が奪っている 質量保存の法則で
7
血は争えないね 痛し痒しのその言葉 でも私は貴方を信じられるから
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