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何気ない一言にすら 感服す 君の隣は 近くて遠し
7
鶏胸にハーブとチーズを乗せて焼く五色サラダにワインとあなた
20
りんご飴持ちて微笑む縁日の浴衣の君はすごく綺麗だ
22
幾重もの花弁を見詰め七日経て紅の薔薇笑むゼラニウムかな
14
背の低き紅いハートの花麒麟愛しむほどに静かなる小夜
17
咲きたての笑顔溢れるサフィニアに君を重ねて和む雨の夜
17
変わりゆく遠き夕陽を残すまま見詰む愛しきマリーゴールド
15
あなたからわたしへの言葉忘れじと しっかり鍵かけ胸に留め置く
18
手を繋ぐ友らの熱が繰り返す明日の歩みの道辺灯せり
18
「ねえ、待った?」 「いや全くぅ」と のんびりと 迎える声に 心まったり
8
フサフサな 毛深さ 愛嬌ある ブサさ ケモノ臭さも 全て愛しく
5
休日に 妻と連れ立ち ジム通い 時間を共有し 気分がよい
7
二階まで 何かを取りに 来たはずが 思い出せずに 二日が経った
12
母も叔母も 入院せしこの 病院に
吾
(
われ
)
も
今
身
(
み
)
(
)
を 横たえており
32
待つ理由探して見れば奥底に言えぬ本音が溜まる沼なり
11
甘海老とアマビエさまが空目するマーライオンも遺伝子がある
20
不幸などチラシのように入れてくる賽銭箱にはほとんど五円
24
涼し気な入浴剤に変えたから我が家の風呂は今日からが夏
8
大金
(
たいきん
)
を稼げば
貯
(
た
)
まるわけじゃない祖父の言葉は
値千金
(
あたいせんきん
)
25
期待せず自分の機嫌とりながら時は過ぎゆく凪の夜かな
18
蛙たち黙っていてくれもう少し 春の残り香感じたいから
8
生まれた日に なにを贈ろ? 願わくば、あらゆる幸を(※あたしも含め)
8
元気でねそんな言葉を滑るように 口にしたんだ僕の本心
7
さようなら 三行半を 抱きかかえ 蝉は鳴いてる 俺も泣いてる
15
生きることの寂しさ死んでゆくことは 喜びなのか はたまたそれは
4
助けてを言えずに詠むと見返してつらくなるから短歌をやめた
7
永らえて 旅の答えを求め来ぬ 池塘の畔 春草枯れて
15
手土産に屋台で買ったと渡された ソース焼きそば、お祭りの味
24
トンカツ 死と調味料とサラダとレモンとミニトマト
6
幾度目かバリバリと大き音のして独り居のとも停電知らす
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