茄子胡瓜トマト玉葱モロヘイヤ 夏の味覚は 親戚様様
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涼風すずかぜや 外の仕事が 心地よい いつもは事務所なかが 羨ましいのに
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月頭つきあたま 在庫の山を 捌きつつ 言葉の山に 分け入っていく
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人妻の ロングスカート スリット入り 下車するだけで 色気増し増し
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ベトナムの 男女が集う 屋台村 国も時代も 越えてく響き
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仕事とは 試行錯誤の 繰り返し 朝令暮改と 同じ意味なの?
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朝ぼらけ 裾野は長し 赤城山 登る手前で 納品先へ
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大阪で 生まれた女 ラジオから センチメンタル 月曜朝から
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二歳児の 給仕忙し 初葡萄 剥けば無くなる わんこそばかな
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将来があるのが怖い一歩先崖から落ちて不幸に消えたい
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繁殖が生きる意味なら意味のない個体ばかりでビールなど飲む
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あの日から四〇年も経ったから 一度わたしのふるさとに来て
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先輩のハードル走は倒しゆく110m先への津波
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まだ誰もしらない星の通信を傍受するような聴力検査
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七月の朝のはやさに追い越され夜明けを運んでこない新聞
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とくべつな水なのだろうきみの目を濡らすなみだのその一滴は
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水たまり手を携えて飛び越える未来濁流だろうがゆける
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夏の風平等に頬撫でてゆくマスクする人マスクせぬ人
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飲み明けや 甲虫狩りへ行く友 アイロン掛ける俺もまた父
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邂逅の 五十路の友に 奢られて 日進月歩 ペイペイ払い
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休日の ブレイクタイム 風呂掃除 疲れた日には 長めに磨く
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パパ一枚 ぼくは三枚 ママ二枚 実地の算数 もう一枚くれ
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妖怪に 幻獣悪魔 空想の 生き物バトル 小一ハマる
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返却日 読書家になる 兄弟よ もう図書館に 行く時間だよ
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終電と 始発の日々よ 我が青春 他人事なら ブラックだけど
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汲んでも 汲んでも 猶わが水汲みしごと 楽にならざり ぢっとり汗かく
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僕の短歌が評価されないのは僕の好きな人と君の好きな人が違うから、
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夏の音で溶けたアイスクリームはまだ甘くてまだまだ甘くて
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久しぶりにアクエリアスが飲みたくなって、思い出しそうになって笑って逃げた 夏
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毎週の約束だったそれなのに 1クール終わり置いていくなよ
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