肩の冷え感じて今朝は目が覚める一夜でめっきり秋深まって
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まだ先へまだまだ先へ進むのが終わりと投げた絶望の常
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何気なく振り向く君の無防備を記憶の森に額装したい
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足跡の遠く途絶えた思い出がもうほぼ虹になってさみしい
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見晴らしのいい青空で映写機になって未来へ視線を飛ばす
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昨日みた映画がふいに伏線になって会話が雪解けとなる
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「終止符♪」の「…あの夏の日が なかったら…♪」悔い残る夏 戻らない…夏
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人まばら閑散とする運動会「ヨーイドン」の声が響く
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妻がしたパックのお下がり貼り付けて横になっているあと5分間
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はじまりを曖昧にしたもんだから終わりがいつかも分からないよ
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昔吐いた汚い言葉も風に乗りイタリアあたりをさまよっている
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突然の豪雨も慣れたよ「ゲリラ」なる言葉みな口にする日常
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吉野家でアオサの味噌汁飲みながら何をしようか明日の休日
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空に浮かぶ黄色い月に伸びてゆく紫煙に秋が来たことを知る
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まあ嬉し!ちま猫ちゃんがなめてくれたら痛いの痛いの飛んでっちゃうね💕😺
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虫の音のほかにはなにもない夜だ 目を閉じわれも浸されてゆく
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同僚ともたちと土曜シフトを決めゆけば あれよあれよと今年が終わる /職場のカレンダー
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不覚にも くらってしまった その言葉 天然なのか? 淡白に返す
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道外れ橋に隠れる彼岸花母への土産は何にしようか
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こわれないようにいちごスペシャルをかごの一番てっぺんに置く
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葉が染まる 心と筆を 揺らすのは ずっと貴方で いてほしいのに
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覚めぬもの、と信じていた年月も 一炊の夢と気づいた今は
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閉じる輪をつらぬくプリウス 陽光はその助手席にも等しくおちる
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「うたとも」しゃま いたいいたいの? かわいちょう😿 ちま猫ちゃんが なめたら なおる?😿
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夜降って 朝晴れるとは感心な 洗濯日和 うれいも洗う
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幼児なり 一人前を ペロリして 思春期来たら 末恐ろしや
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辛い事あった時こそ 歌を詠む 相談相手いない時には
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吾亦紅われもこう この曲聴かば泣けてくる 秋の彼岸のセンチメンタル
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堤防に 芽吹き始めた 彼岸花 赤白混じる 風景を待つ
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振り返れば お魚型の雲がいて 進む先は蒼空あお どこまでも青
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