すき家にねでっかい張り紙ありました「毎日清掃!」ちょっと笑った
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新しい気持ちになった始業式ちょっと苦手の科目も努力
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顔に浴び冷たい水の爽やかさタオルで拭いて窓から光
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朝からの上司の叱責身に沁みて次の仕事は直すと決意
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影法師グランドに伸び響く音ミットにボールを繰り返し受け
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見に来てよ君の声聞く台所パプリカの色鮮やかに映え
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生活の始まる音を聞きながら生きる意味など問う初七日や
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生まれつき甲羅プロテクターをもつ亀は 天敵もなく静かに長生き
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突然の暑さに身体が追い付かず 首冷やしたり白湯を飲んだり
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まだ咲かぬ桜の枝をびゅうびゅうと肝の底まで吹く風は春
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たおやかな夜風よ運べまごころのグッドナイトGood Nightを君へと運べ
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別れの日、ぼっちとぼやく君のこと 「好きな子いたよ」素知らぬ顔で
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言い訳をどんな時でも用意する自信のなさのなせる技なり
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手を合わす 墓前に父の 笑顔見ゆ 母の隣に 今日から眠る
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仏壇の上のご先祖若死にで爺ちゃん等より俺がじじい
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書棚から取り出して読み返す日々しばし休んで新刊を読む
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鯉泳ぎ 鯛釣り草に 金魚草 卯月に咲きて 皐月へ流る
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ぬくむ風 時と心は 比例せず 歩む季節と 引きずる無念
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来し方を想いさらさらい寝られずブルーの切子グラスは濡れり
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分からない伝わらないのと涙する の子の雨が止みますように
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四月でもアイスがこんなにおいしいと思う日来ると思わなかった
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通勤はしっかり歩き汗かいてはやも 暑熱順化 着々
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扇風機四月半ばに出番とは思わなかったろ俺もそうだよ
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群肝むらぎもの こころうやかし薫る見世みせ  あるこそまさなし あるこそまさなし
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キミが呼ぶ私の名前を聞きたくて スマホを眺めてキミを待つ駅
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人生を 変えたいとおもう その時に 君の手をひける 僕でありたい。
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新緑の薫る そよ風 浴びながら 躑躅つつじ咲く 通勤路を遊歩
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言葉は皆んな借り物だから君のあだ名を創りたかった
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母さんが彷徨い出てる間中何が体を操縦してる?
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我が町の桜ついに蕾成り様子見の人すでに溢れる
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