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桜
(
はな
)
散らす 風は熱波を 従えて 二季となり
得
(
う
)
る 夏に怯える ※ 金がない ……
19
意図せずに「とんでもないです」口に出て私はついに心をなくす
6
メカニカルキーボードの音好きだから 文字を打ちたい うたをよみたい
3
踊りと歌 身体と心 同じだろう あふれるたびにぐさりと刺さる
4
寂しさを ひとさじ掬って ミルクティー 甘くはないけど 飲み干してよね
4
ふたりなのに ずっとひとりでいるみたい 分からないかな 言葉の意味も
3
幼き頃、我が主役と疑わなかった 母は脇役だったのだろうか
5
隣の車も同じテレビを見て どこまで行くんだ盛岡ナンバー
4
首都高で渋滞の中窓を開けこんなとこにも人は住んでる
6
師と母が仲良くなると自分まで愛され続けおこぼれの酒
5
声と字の棘に気づいて吾は去れど相手が来れば経を唱える
15
馬鹿馬鹿しい 話ばかりが 捗々しい 墓を相手に 誰憚りなく
7
新年度 今年二回目 スタートを きるにはちょうど 良いチャンス来た
6
死ぬ事は怖くないけど遺された母が不憫で頓挫している
27
『だったらな』超能力者、魔法使い、清らかだったなもう夢も無い
22
まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
8
雨の日は 天気が悪いと 決めた人 あなたのことは なんと呼ぼうか
3
降り注ぐ舞台の上の光にてミスを打ち消す彼女の演技
9
上の子が 無視した助言
傍
(
かたわ
)
らで 聞きし下の子 不言実行
11
君の顔思い出すのにちょっとだけ時間が掛かるようになったな
8
気がつけば桜の季節になっていて君のいない日にも慣れてきた
9
懐かしくきみとのLINE読み返す もう戻らない 恋も、卒業
11
すいすいと緑の蜘蛛が糸を張るさっきの雨の雫をよけて
15
味の無いガムを延々噛みながら、君と誰かの会話を聞いてる。
3
ねえ二人零和有限確定完全情報ゲームしようよ
2
中々にご立派でしょう うちの子のシール帳ですニ枚のふすま
40
書き損じの履歴書たたみ 鍋敷に 正座して、いざ キムチチゲなり。
10
声聴けば心の中に五文字泣く縁のひとは電話向こうに
13
母と聴く 父の残したCDと 大人になった弟の声
9
軽やかに ぷひぷひぷひきゅっ うたうくつ いつかヒールもコツと鳴らすか
7
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