花2輪 眺めて待つわ いつまでも 彼が花瓶を買ってくれるのを
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枷にすらならない因縁 一瞬で 黒い小筒が風穴あける
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本日は連れの弁当要らぬのでレトルトカレーぶっかけランチ
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ごりょんさん清楚なお顔で三人の男性経験豊富なお人(金と銀/山羊さまへ)
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透明な シリウス 窓を切り裂けば 誰も知らない 春の入り口
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追い込まれ足でまさぐる徳俵 小さな転機力士は活かす
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竜頭巻き時針を2分進めれば小さな余裕そこに生じて
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下を向く吾を諭すはカレンダーの猫の目まるく明日を見ている
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道なりの左右に春待つ桜ありされど凍て空飛ぶ雲速し
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いつの間に 三百首超へしutakataの 三十一文字の奥は深くて 
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CELERONとATOMにQ4OSを積むをながむる「秒」の遅さよ
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映像リレー捜査決め手は当然で令和が怖いカメラが怖い
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二人から同時に好きと言われてもラブレター書く暇なし詠んで
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トラウマの 言葉が軽く なるほどに 打ち明けやすく 受け止めづらく
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うまれ日に影遺かげのこさむと勇む母 瑞歯みずは寿ぐ九十五くじゅうご初春はる
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消したくも消したくなくもないんです あなたといた日々そっとそのまま
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むきだしの内臓ひとつひきしまりふるえるものはいななきか愛か
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テレビから 知ってる曲が 流れてて 二十年って そんな前なの
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睡眠薬に頼らなければ眠れない日々が普通ではないんだよ
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「自分から言わなきゃ何にもならないよ」休職手続きをウェブで調べる
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「五千円位になれば良んだけど」ギターとバイバイ結子の左手
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自らの命を断った方に向け「何故」ってそれを聞かなきゃだめか?
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キノピオの叫び声きき母はまたテストいつなのと味噌汁まわす
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けて 君の既読が 付ひたなら 君へと続く 数多あまたの星道
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昔空を眺めていたなと月曜日新橋の雲を眺めて
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名も知らぬポケモン沢山描かされた 一月最後土曜日の夜
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thと打ってSNSかAI投資の現況かどちらが開くか楽しみにする
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お風呂場に貼った九九の一覧表 いつの間にやら役目を終えて
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ウキウキな投稿をするときはgeminiに美しい日々を代弁してもらい
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「おもろいよ」この一言の幸いのために生きてる一月終わる
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