散る花の夢に見るのはほんのりと空にひろがる雲になること
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嘘みたいスルスルと飲むなめらかに飲み込む完全側臥位法/最後は水で
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右脳だけ鬱が治ったりすんのかな バス待ちで焼ける香りなき肉
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高校まなびやを 三十年みそとせも 我迷い 情けなくも 転職始める
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原材料:嘘100%の君だから 好きなのかもね希望みたいで
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姉ちゃんの声は涙で途切れたり『泣いた赤鬼』朗読しつつ
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待ちに待つ解禁の日に大岩魚バラして一つ黒星を抱く
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つえつえほ~ 個室の壁に杖掴む指で杖持つ誰かを待てり   「都内の個室にて」
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ふきのとう、教えてしまえば僕だけの春が二人の景色にかわる
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箱根路の高嶺へ消ゆる86を焦がれど我は愛でし軽トラ
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この春を君に見せたくポケットに ふきのとう一つ隠し持ってる
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三年前僕もあんなに「ふきのとう」だっただろうか泥を跳ねつつ
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短刀を持ち追いすがる浮世絵を観る都美館のガラスのケース
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温暖化対策石油使わないことだよ、知ってるやはり目の前
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改心しマジメな短歌作ること誓約します。四月一日
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上澄みのペラい味には興味ないキャラメルラテの本質はそこ
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満開の桜川面に揺らめいて水に手を触れそろりそろりと
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お気持ちを おかまいなしに たらたらと 思いつくまま リプしてきやがる
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ライラック花屋に届けてもらったと喜ぶ父の声が弾んで
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「雨降る」の予報に花見はサロンへと フルーツティーの差し入れ持って
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あの歌のように離れた君想う遠く遠くと何度何度も
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穏やかな待合室で衝撃の事件を喋る準備をしている
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冬は冬が嫌い春には春が嫌い つまらない生活を捨てて走って
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静々と淡いすみれのむ雲のほのかにそよぐ春の曇り日
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ギヤマンのグラス一つを手に取って日にかざしたら乱反射する
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虐待と名前がついた「当たり前」まだ始まってすらない人生
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昼休み。半額だった菓子パンの、半額シールを隠しつつ食べる。
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掃除機の音にも怯まず かまってと 棚を降り すり寄りぬ愛猫
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恣意的な小さな神の乱心でちはやぶる 神代も知らず 竜田川 からくれなゐに水くくるとは 17/100 在原業平朝臣
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​花散らし 好きにされませ 満開の 桜楽しげ 雨と舞い揺
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