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バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
34
床にふせ たまに御簾上げ 丸い月 さらば私と やみを待つ体
8
いのなかの フラッペ感じ 東京を オリオン見えぬ 街の明さに
7
冬景色 肩までつかる 蓮華城 最近のよは さらに冷たし
7
声かけず まぶたつむりて 月沈む 私の部屋に しけのない白
5
忙しき夫の背中に手を合わす 湯気立つ飯を 絶やさぬ祈り
31
つひにゆく 手には船賃 五文銭 一文足らず なお生きよとか
8
許されぬ 恋に落ち逝く運命なら ともに地獄へ行方もしあわせ
15
「じゃがりこは必ず偶数なんだって」クラスのマドンナとついた嘘
4
親
(
わたし
)
から受験やめたらと言われても続ける息子の強さに涙
15
何人
(
なんぴと
)
も自由と権利有するが
我子
(
わこ
)
に口出す
愚
(
おろ
)
かな私
16
あなたの為に火を消す 二度と吸わないから 私と歩いてね
4
友達はいないと思っていたけれど チョコの美味しさは嘘ではないはず
12
膝の上 安心しきって 眠る君 今日一日の 無事を感謝す
21
ビターな夜を猫で薄めてはちみつより温い耳から眠りがおちる
25
はちみつの瓶を透かして見る未来濁りも苦味も僕の隠し味
33
桃色の 花を飾りて 春が来る 長き冬の日 忘れるほどに
37
この世界 まだもがく君 フレームの外の世界は 君を見てない
6
義理でもなく 特別愛でもないけれど チョコは 勝手に
笑顔を運ぶ
16
眠たさに尖るつららは 水溢れ 冴えた頭で送るは「ごめん」
4
夫逝きて
三年
(
みとせ
)
目の春紅梅の咲きて嬉しや命の満ちる
51
愛を唄えば 宇宙一の このわたし いまからあなたに 恋を叫ぶわ
5
気が付けば 季語「あなた」の歌 詠んでいる 四季も忘れる ほどの愛を
6
会えない日 君を思えば 空も飛ぶ 魚になって 君の食卓へ
5
捨て忘れた缶コーラ踏む バスタオルを畳む テレビでは戦争映画やってて夜中
6
この肌に馴染む頃には約束とむかしの名前を忘れるでしょう
6
義理だよと言い繕ったチョコレート奪って妻はバリバリと食う
13
可愛らし帽子のレシピにときめいて編み針せっせと 春匂う日に
28
好きになれ、私が好きなものだけを。自分を好きになってよ、君は。【推し本人に布教している恋】
3
プランタを 花咲か婆ちゃんから もらい 花より野菜のタネ 選ぶ 孫
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