炎昼(えんちゅう)の熱気をまるごと飲み込んで 地冷える間も無し 晩夏の熱帯夜
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ふたつ声 はまって一年 埋まらない 四十七に 聴く声ひとつ
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花の香に酔ひし異国のコオディアル 口づけたあと曇るギヤマン
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ちさき花千日紅も陽に燃えて晩夏の庭は最後の宴(うたげ)
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いまさらに結婚じゃなく嫁に来た 冷房の温度折り合いつかず
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繊細な花びらをつけ陽に向かう百日草は笑(え)もうがごとし
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Wi-Fiも家電(いえでん)も繋がらぬ夜 22時寝るなぜか幸せ/電波障害のあった夜に。
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読みもしつ 読まれもしつる かの日々を 辿るすべなく 去り給ひけり /由二氏アカウント削除
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常ならぬ心の常を持てと云ふ人の心は常ならずして
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百年も 鳴いて鳴かされ ほととぎす 名ばかり売れて その声覚えず
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退会をほのめかす歌詠み給ひ去りて二月今気づきけり /由二氏退会
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心配と安堵をめぐり得た日々は闇にきらめく線香花火
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年経(ふ)りし庭庭の草荒ぶるに 夜半(よわ)の街路をハクビシン往く
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駅前の花屋が閉店 もう花を求めるひとも愛もいずこへ
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赫っと射す西陽にたじろぐ3時半 晩夏とふ語撤回となる
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アグネスが美味しそう!と言ったから 乳鳩(ユーガウ)焼かれ広州の宴
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甲子園閉会式が秋告げる そんな昭和が恋しい猛暑
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みなしなる制度の中で泳ぎつつ残業と言う岸見当たらず
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残暑とは思わず目まい昼寝から覚めてトイレへまだ午後三時
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爆発に飛び散るわれの肉体はオルガスムスを知らぬ肉体
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爆発の中わたくしの肉体が飛び散ってゆくのは何の罪?
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塀の縁涼しき顔して風に勝つ わけでもないか シオカラトンボ
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ゴンドラが輪に連なって照らす海 鳥も魚も恋の最中に
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ふと浮かび書き留めし歌取り出して何度見直し書き直すやら
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夢なんて見たらぜったぃ叶っちゃうよ  君を永久に転がしたい
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闇に咲く、赤い空虚に染まる花。芽生えた羽を刈り取るミティア。
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寄せ植えにブルーの花の咲きおりて秋草ですとさも云いたげに
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「ドア閉めて」母の声して見渡せば兄弟集う夏睦まじく
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ほつれ髪結ひて互いにしのび笑む 繭のゆりかご ここは聖域
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グラスへと淡く広がる果実の酢のどを潤し朝の光へ
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