旧工場右往左往をくりかへし行つたり来たり時空が歪む
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紅葉の 赤く染まった 山々に 笑顔を見せる 好々爺たち
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森閑に 白い命の ざわめきが 新たな季節 告げる風の音
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静寂に 光の足跡 曼珠沙華 赤い鼓動は 誰にも聞こえず
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チビ猫は「たいじゅうそくてい体重測定」キョーミある じょし女子だからね びいしき美意識・たかいの😸
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今日一日なにも考えたくなくて 朝から ゆで卵 飾り切りする
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昨日ちょっと げんきなかった ちま猫ちゃん 今朝はのんびり おみずも ごきゅごきゅ
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白い球投げたら黒い泥つけて投げ返すとか会話にならんよ
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朝の陽を あったかいなと思うほど 山の空気は冷たくなって
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初彼岸 部屋の奥まで 差し込む日 温む縁側 父 思ひ出す
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メンタルのケアなら短歌がテキメンね誰彼構わずオススメしたいわ
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一日に二キロも目方が増えている本当なのか体重計よ
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秋風に当たらば 夜空にくっきりと見ゆ羊雲 ちりばめる星
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選択の 幅が増えたと 言うけれど 強炭酸と 微炭酸しかない
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庭隅を陣取りしままコガネグモいつまで居るや雷雨もめげず
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スマホにて国勢調査を送信後に早まりしと気づく秋彼岸の朝
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何回教えても覚えなかったあの花の名前 そう百日紅
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ゆるふわのオーラにも似た秋の風 軽く羽織って心も弾み
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庫裏くりの屋根真白くなりぬ上にる柿をついばむ鳩の糞にて
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肌寒い夜露の雫屋根を打ち虫鳥鳴いて秋晴れの朝
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何もなき路地に一本曼珠沙華群れて咲かねばどこぞ寂しや
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ハッとする一首を求め詠う日々 鳩を飛ばして貴女のもとへ
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黎明の茜の空を目指し立つメタセコイヤのオーラ浴びをり
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秋茄子を 嫁に食わすな格言も 歳重ねれば硬くが立たぬ 
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秋の田の案山子かかしの肩を借るカラスともに口開けよだれを垂らし
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クラウドの 家族の写真 5万枚 君の写真が 1枚もない
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秋の夜長 きたのじゅんこさん詩画集「愛」 ヘッセもいいな 八木重吉氏も>『花と空と祈り』より「花をみて」
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酒喰らい 糞尿まみれ 父親の 転倒骨折 年に3回  
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これ捨てていいから⋯大量推しグッズ たまに姉言う介護の予約
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夜長の秋 昔の小説 読み返す 酒の肴は 中島らも ※中島らもはアルコール依存症(違法薬物含む)のマルチに活躍した作家です。ちなみに今読んでいる「今夜全てのバーで」は著者の自伝的な小説です。
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